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なぜか不思議と部下がついてくる上司のルール
【第4回】 2016年8月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
寺松 輝彦

部下が自然に動くようになる
「小さな目標」の示しかたとは?

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単に月刊の目標数字を伝えることで、「部下に目標を示した」と勘違いしていないだろうか。部下に具体的な目標を与え、示すことで部下の行動や時間管理に変化が生まれてくる。そのカギとなるのは「小さな目標」とは?

 前回、ダメ部下が成果をあげるようになった話をお伝えしました。そこでカギとなるのが目標を示すことだと説明いたしました。

 「なんだ、そんなことか」と思われるかもしれません。しかし、目標を示すこととは、具体的にどういうことをするのかを理解していない上司が多いようです。

 多くの上司が、あまり目標を言いすぎると部下がプレッシャーを感じて萎縮するとか、やる気を失うのではないかとか心配しています。悩んだ末に、月の初めに目標数字を示して、それをもって部下には「目標を示した」と考えているようです。

 そうではないのです。前回で指摘したように、目標を達成できない部下は「時間管理」と「行動管理」ができていません。言葉を変えれば、この二つのことが習慣になっていないのです。「時間」と「行動」に関しての躾(しつけ)ができていないことが問題なのです。

今日の「小さな目標」を与えることで、
時間管理と行動管理を身に着けさせよ!

 もうどうすればよいかが見えてきたと思います。

 まず、「毎日の目標」をはっきりと示してください。1ヵ月の大きな目標ではなく、今日いちにちの「小さな目標」が大事なのです。

 1ヵ月の実働日数を割り出し、月間目標数字を細かく配分して、1日ずつ、その日の目標数字を決めます。その際の注意点ですが、月間目標を営業日数で割った単純な数字ではなく、現実的な数字でその日の数字を決めて、それを意識して時間管理をしましょう。

 今日の数字をあげるためには、朝一番に顧客訪問をしなければならないなど、自然と時間管理を真剣に考えるようになります。朝からのんびりと資料の準備などしていられません。とうぜん前日に資料は作成しておくことでしょう。

 今日の目標数字だけではなく、明日の数字や翌週の数字を考えれば、どこを訪問し誰にあって営業しなければならないかなど、「行動管理」が必要になってきます。

 毎日、目標を上司も部下も確認し、見込みのお客様やこれからアプローチするお客様などの訪問予定は「時間管理」を徹底していきましょう。

 どうプレゼンテーションをしていくかなど、具体的な資料作成は上司が部下に対して「行動管理」をして、部下の動きを作っていきましょう。

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