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物を持たないミニマリストになると何が得られるのか

『あるミニマリストの物語』

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【第6回】 2016年8月8日
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要約者レビュー

『あるミニマリストの物語』
ジョシュア・フィールズ・ミルバーン、ライアン・ニコデマス著
フィルムアート社 336p 1800円(税別)

 「ミニマリズム」とは、最小限の所有物で生活するライフスタイルのことであり、それを実践している人たちを「ミニマリスト」と呼ぶ。最近ではミニマリストが世界的に増えつつある。

 アメリカ人のジョシュアとライアンの二人が結成した「ザ・ミニマリスツ」は、ミニマリズムの素晴らしさを伝えるべく、世界中で講演活動を行っている。二人は自作のウェブサイト「TheMinimalists.com」で、過去の経歴やミニマリズムに関するエッセイを発信中だ。今では一日に10万人がアクセスするほどの人気ぶりという。そんな彼らが執筆した『あるミニマリストの物語』はタイトルの通り、二人がミニマリストに出会ってから今に至るまでの人生を、ストーリー仕立てで描いた回想録である。ミニマリストたちは、単に「いらない物を片付けよう」と説いているわけではない。自分と物との関係性だけではなく、現在の人間関係や習慣についても見直すことを推奨している。その結果、何を優先して生きていくのかを見つめ直すきっかけを与えてくれるのだ。

 本書を読めば、生活の循環を良くして心に余裕をもたらし、普段できなかったことにチャレンジする勇気が得られるだろう。「ミニマリスト」に憧れてはいるが、まだ一歩を踏み出せていない。そんな方は本書に書かれたアドバイスを実践し、ミニマリズムの恩恵を存分に受けとっていただきたい。そうすれば、「起業したい」、「自由に世界を旅したい」などという憧れや夢に向けて、一歩を踏み出せるようになるかもしれない。 (平賀 妙子)

著者情報

ジョシュア・フィールズ・ミルバーン+ライアン・ニコデマス

 ジョシュア・フィールズ・ミルバーンとライアン・ニコデマスの2人組、ザ・ミニマリスツ(The Minimalists)は、もっと少ない所有物でもっと意義深い生活を送ることを探求、実践するユニット。彼らのウェブサイト「The Minimalists.com」でエッセイを発表し、世界中から200万人を超える読者を集めている。『ウォール・ストリート・ジャーナル』『USAトゥデイ』『フォーブス』『ボストン・グローブ』、CBS、NBC、FOX、NPR、ウェブサイト「Zen Habits」等多数のメディアで紹介され、これまで出版されたシンプルな生活を題材にした著作はどれもベストセラーとなっている。『Everything That Remains: A Memoir』、『The Minimalists: Essential Essays』(邦訳『minimalism ~30歳からはじめるミニマル・ライフ』)、小説『As a Decade Fades』等。

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