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あなたの1日は27時間になる。
【第12回】 2016年2月1日
著者・コラム紹介バックナンバー
木村聡子

「1日1捨」が最強の整理法である。
モノが減って、考え方も洗練される!

最も効率的な整理整頓のコツ、それは「モノを増やさない」ということ。捨てるルールを決めることで、無理なく自然とモノが減り、かつ「考え方」も洗練されるのです。

「1日に1つ、捨てる」を
やってみよう!

 何か新しい物を入れるのであれば、何か1個捨てるか、使い切ってからにする。あるいは新しい物が「欲しい」と思ったら、今ある物で代用できないか考えることを心がけるようにしましょう。というのも、物を増やさないことは、時間をかけずに整理整頓できる、最大のコツだからです。

 そこでみなさんに取り入れていただきたいのが「1日1捨」。文字どおり「1日に1つ、捨てる」ことです。これは、職場でも自宅でも私がここ5年間実践している習慣です。

本、服、小物、雑誌、使いかけの化粧品、あまり使わないアプリ……。なんでもいいのです。必ず何か1つ、物を捨てるようにしています。

 マイルールで、使い切ったときも「1捨」にカウントするようにしています。例えば、シャンプーを最後まで使い切ったり、マーカーをかすれるまで使い切ったりしたら、「1捨」です。物ではなく、儀式化していて意味がない習慣を捨てたときも「1捨」にカウントしています。

 これにプラスして「先入れ先出し」を実践すると、なお効果的です。洋服を新しく買ってきたら、古い洋服のうち何かを1着捨てる。口紅は、何か1本使い切ってから新しいのを買う。それまでは新しい物は買わない。「1日1捨」は物を増やさないようにするための、ちょっとしたコツです。

新しいものを取り入れたら、何か1つ捨てよう!

 物を探す時間を短縮するには、物をもたないことが一番大切です。それでもすぐ、物があふれかえってしまう人や「片づけるのが苦手」という人は、騙されたと思って「1日1捨」を地道に実践してみてください。1ヵ月も続ければ、びっくりするくらい、部屋や仕事場が片づいていきます。

「考え方」も大きく変わる!

 「1捨」には「儀式化していて意味がない習慣を捨てる」ことも入ると言いましたが、それは確実に効率化や時間の節約に結びつきます。

 例えば私は、「毎朝職場の応接室を掃除する」という習慣を最近やめました。応接室の掃除は、来客の前後に行えば充分だということに気がついたからです。これで1日10分の時間が生まれました。

 また、「1日1捨」を1年ほど続けてみたところで、自分自身の変化に気づいたのですが、物に対して「これは本当に必要だろうか」と常に疑問をもつ姿勢は、人とのつき合い方や仕事の仕方など、物質以外の面にも次第に影響を及ぼしていきます。これにより、意味のないつき合いや翌日に支障をきたしそうな誘いに、毅然と「NO!」を言えるようになりました。

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税理士。木村税務会計事務所所長。
1991年、法政大学法学部卒業後、一般企業に就職。その直後のバブル崩壊で
「会社に頼らない生き方をしよう」と決意。手に職をつけるべく、
会計事務所に転職しフルタイム勤務をしながら、実質3年で税理士試験合格。
2000年に開業。

「これで自分の望む人生が手に入る!」と思ったのもつかの間、
休日もなく、朝早くから終電まで働く日々が始まる。
次第に、顧客が忙しさの元凶であるかのごとく、被害者意識を感じるまでに。
心身ともに疲れ果てたある日、「自分は何のために働いているんだろう」を考え抜き、
仕事のやり方・考え方を一新する。

6年の試行錯誤の結果、労働時間は激減。プライベートを充実させるだけではなく、
「もっと自分の価値を高めないと」という思いから、
空いた時間を
セミナー講師としての技量磨きや、
顧客への情報提供の一環としてブログ執筆に充てる。
その結果、講師業、作家業と、活動の幅が大きく広がり、年収も倍増。
現在は、顧問税理士としてだけではなく、
税務や資金調達に関するセミナー講師
としても高い評価を得ており、
年間数十講演をこなしている。


著書に『注文の多い料理店の消費税対応』(中央経済社)がある。
趣味は全国各地の球場に足を運んでのプロ野球観戦。


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