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成毛眞・おくだ健太郎のビジネスマンよ歌舞伎を学べ

夏は歌舞伎のシーズンオフ!?それでも観るべき時機と演目

成毛眞・おくだ健太郎
【第4回】 2016年8月13日
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初日から千秋楽まで、同じ演目でも見る時機によって味わいが違うのが面白いところ

初日には独特の緊張感
息が合ってくるのは1週間過ぎから

おくだ よく「歌舞伎は何を観たらいいでしょうか」と聞かれるのですが、答えは「そのときやっているもの」です。ライブですから、DVDやBlu-rayのようにたくさんの中から選べるものではないので、やっているものを観るのが正解です。

なるけ・まこと
1955年北海道生まれ。中央大学商学部卒。マイクロソフト日本法人社長を経て、投資コンサルティング会社インスパイア取締役ファウンダー。書評サイト「HONZ」代表。『本棚にもルールがある』(ダイヤモンド社)『ビジネスマンへの歌舞伎案内』(NHK出版)『教養は「事典」で磨け』(光文社)など著書多数。
Photo by Kazutoshi Sumitomo

成毛 とはいえ、ですよ。毎月1日から28日まで同じ演目がかかっているなら、どの時機に行くのがいいのかは知りたいところです。私は、いついってもその時機なりの楽しみ方があると思っています。初日には独特の緊張感がありますしね。

おくだ その通りですね。

成毛 初日から最初の1週間くらいの時機は、まだ役者さんがセリフを覚えきっていないことがあります。その場合は、黒子がプロンプターとして背後について、逐一、先んじてセリフを小声で言って役者さんに伝えます。

おくだ その声が客席に聞こえることもありますね。でも、セリフはうろ覚えでも気にせずしっかりリズムに乗せる役者さんの技はさすが。そういったところを楽しみたければ、できるだけ初日に近い方が楽しめます。

成毛 それも楽しもうというのですから、いかに歌舞伎がおおらかであるかがわかります。

おくだ 完璧に仕上がっているものを楽しむという価値観もあるでしょうが、歌舞伎の場合は、まさにおおらかですね。最初のうちはおぼつかなくても、それもご愛敬です。

成毛 パターンが固まってくるのはいつごろからでしょう。

おくだ 息が合ってくるのは1週間くらい過ぎてからかな、と感じています。

成毛 では、完璧を楽しみたいタイプの人は1週間が過ぎてから。

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HONZ代表の成毛眞氏が、イヤホンガイドで定評のある歌舞伎ソムリエおくだ健太郎氏に歌舞伎の楽しみ方を聞く連載対談。多忙なビジネスマンでも、年に1回は歌舞伎座に足を運ぶことで得られるメリットは何か、歌舞伎をビジネスに応用する方法、代々続き三歳でデビューする歌舞伎役者の魅力とは、観劇後の銀座・築地での食事などなど、多角的に話題を提供する。

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