中国の「日本軽視」全人代で鮮明に…中国政治の後退を裏付ける「非常に重い」事実とは?
加藤嘉一
3月5日~11日、中国で一年に一度の全国人民代表大会(全人代)が行われた。まず政策面において、筆者から見て印象的だった3点を挙げる。
2024.3.19
21世紀最大の“謎”ともいえる中国の台頭。そして、そこに内包される民主化とは――。本連載では、私たちが陥りがちな中国の民主化に対して抱く“希望的観測”や“制度的優越感”を可能な限り排除し、「そもそも中国が民主化するとはどういうことなのか?」という根本的難題、或いは定義の部分に向き合うために、不可欠だと思われるパズルのピースを提示していく。また、中国・中国人が“いま”から“これから”へと自らを運営していくうえで向き合わざるを得ないであろうリスク、克服しなければならないであろう課題、乗り越えなければならないであろう歴史観などを検証していく。さらに、最近本格的に発足した習近平・李克強政権の行方や、中国共産党の在り方そのものにも光を当てていく。なお、本連載は中国が民主化することを前提に進められるものでもなければ、民主化へ向けたロードマップを具体的に提示するものではない。
加藤嘉一
3月5日~11日、中国で一年に一度の全国人民代表大会(全人代)が行われた。まず政策面において、筆者から見て印象的だった3点を挙げる。
2024.3.19
加藤嘉一
中国で1年に1度行われる最重要政治会議である全国人民代表大会(日本の国会に相当、通称「全人代」)が本日(3月5日)開幕する。昨年3月の全人…
2024.3.5
加藤嘉一
中国が春節(旧正月)休暇に入っていた(2月10~17日)期間中、台湾海峡で突発的事件が起きた。2月14日、中国福建省アモイの沿岸に位置し、…
2024.2.20
加藤嘉一
世界各地で選挙が行われる「選挙イヤー」といえる2024年。その先陣を切る形で、1月13日、台湾で総統、立法委員(日本の国会議員に相当)のダ…
2024.2.6
加藤嘉一
選挙イヤーといえる2024年。その幕開けとして、1月13日、台湾で総統選が行われた。日本の国会議員に相当する立法委員を選出する選挙も同時に…
2024.1.23
加藤嘉一
今週土曜日(1月13日)、お隣の台湾で4年に1度の総統&立法委員ダブル選挙が行われる。近年、日本でも危機感を持って注目されている「台湾有事…
2024.1.10
加藤嘉一
迎える2024年。中国問題で注目すべき点は何か。政治・経済・外交・米中・台湾という5つの視点から先読みしていく。
2023.12.26
加藤嘉一
台湾総統、立法委員選挙が年明け、1月13日に投開票される。台湾海峡の今後を占う上で極めて重要な政治イベントであり、日本を取り巻く地政学的情…
2023.12.12
加藤嘉一
約1年ぶりの米中首脳会談が11月15日(現地時間)、米サンフランシスコで開催された。バイデン大統領は今回、APEC(アジア太平洋経済協力会…
2023.11.28
加藤嘉一
11月10日午後9時(北京時間)、中国外交部が華春瑩報道局長の名義でプレスリリースを発表した。11月11日~17日、米サンフランシスコでA…
2023.11.14
加藤嘉一
「李克強同志逝世」10月27日午前、国営新華社通信など中国の関係メディアによって配信されたこの中国語による7文字を前に、我が目を疑った。同…
2023.10.31
加藤嘉一
「中米関係は世界で最も重要な二カ国間関係だ」10月9日、中国を訪問中の民主党の上院議員シューマー院内総務率いる超党派議員らと会談の冒頭で、…
2023.10.17
加藤嘉一
中国は現在、約3年続いた「ゼロコロナ」政策が今年に入って解除されて以来、最初の国慶節休暇を迎えている。9月29日から10月6日の1週間が人…
2023.10.3
加藤嘉一
9月9~10日、インドのニューデリーでG20首脳会議が開かれた。共同宣言における、ロシアのウクライナ侵攻に関する表現が弱く、ウクライナが憤…
2023.9.19
加藤嘉一
中国で「反日」が再燃しているように見受けられる。8月24日、日本政府が予定通り、福島第一原発ALPS処理水の海洋放出を始めた。それに対し、…
2023.9.5
加藤嘉一
中国経済を取り巻く環境が劇的に変化している。直近の動向としては、1年半前にデフォルト(債務不履行)に陥り、2022年末時点で約49兆円の負…
2023.8.22
加藤嘉一
習近平第3次政権が本格始動して5カ月がたとうとしている。日本政府および企業が、「中国との付き合い方」という意味で、足元最も警戒、懸念してい…
2023.8.8
加藤嘉一
先週、ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官が中国を訪問した。迷走する米中関係、激動の国際情勢の行方を占う上で重要な動向である。キッシンジャ…
2023.7.25
加藤嘉一
2023年上半期を総括し、下半期に向けて示唆するような、中国外交の一幕であった。7月6日~9日、ジャネット・イエレン米財務長官が中国を訪問…
2023.7.11
加藤嘉一
6月18~19日、米国のアントニー・ブリンケン国務長官が中国を訪問した。バイデン政権発足以来、初となる米閣僚の訪中である。本来であれば、2…
2023.6.27