[Special Interview]眼科医療に特化したトータルカンパニーが実現する・高齢化する日本にベストマッチのアイケア

1日使い捨てタイプの遠近両用コンタクトなど画期的な新製品を次々と投入

——統合後の初年度となる14年度の重点分野についてお聞かせください。

 白内障治療に対する新製品を複数上市する予定です。白内障の手術で使う眼内レンズには「単焦点レンズ」と「多焦点レンズ」がありますが、前者は1カ所、後者は2カ所にピントが合わせられるので、どちらを選択するかで術後の見え方には違いが出てきます。白内障患者の約36%が乱視といわれていますが、これまでの多焦点レンズは乱視に適用できませんでした。しかし、今年上市するアルコンの新しい眼内レンズではそれが可能になってきます。最終的には患者さんおよび医師がどちらを選択するか決定しますが、どちらを選択するにせよ、複数の選択肢があるということは、患者さんにも積極的に啓発していきたいですね。

——多焦点レンズの手術には高度な技術が必要といわれていますが。

 白内障で乱視を矯正する場合、手術では非常に高度なスキルとテクニックを要するミリ単位の精緻な手術になります。アルコンでは、こうした高度な手術を最新技術でサポートし、医師が効率的に手術の各段階をプランニングできる製品を上市する予定です。これにより手術後の誤差の発生は低減し、患者さんの術後のQOV(視力の質)の改善に貢献できます。

——3月4日に発売された統合後初の新製品についてはいかがですか。

 現在では主流となっているシリコーンハイドロゲルを用いた2週間タイプの遠近両用コンタクトは、09年に日本で初めてアルコン(旧チバビジョン)が発売しました。これは眼科医からも高い評価を頂き、遠近両用コンタクトではトップシェアを誇っています。新製品「デイリーズ® アクア コンフォートプラス™ マルチフォーカル」はこの2週間タイプと同様のレンズ設計を採用した1日使い捨ての遠近両用コンタクトですから、こちらも患者さんにクリアな視界をご提供できると確信しています。

  • 1日使い捨て遠近両用コンタクトレンズ 製品関連サイト www.dailies.jp

——日本のコンタクトレンズ市場では、使い捨てタイプへの潜在ニーズが強いですね。

 日本のコンタクトレンズ装用人口は1770万人と推測され、アメリカに次いで世界で2番目に多い。中でも遠近両用ソフトコンタクトレンズは前年比約24%増と大きく成長しているほか、利便性の高い1日使い捨てタイプが市場の53%(金額ベース)を占めています。1日使い捨てコンタクトが発売されて約20年。今やユーザーの皆さんは40代に突入し、老眼世代になりますので、遠近両用においても1日使い捨てタイプへのニーズは高いと予測しています。アイケアの選択肢を増やし、ユーザーや患者さんに見える喜びを提供する。それがアイケアのトータルカンパニーである、私たちの使命であると考えています。

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お問い合わせ:〒107-0052東京都港区赤坂2-17-7 赤坂溜池タワー日本アルコン株式会社 〈HP〉www.alcon.co.jp
1日使い捨て遠近両用コンタクトレンズ【くわしくはこちら】

「週刊ダイヤモンド」2014年4月6日号も併せてご参照ください
※この特集の情報は2014年4月1日現在のものです

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