ル・コルドン・ブルーと提携 世界を「食」の視点から理解・研究し、食のグローバル人材を育成する
ル・コルドン・ブルーと提携 世界を「食」の視点から理解・研究し、食のグローバル人材を育成する

立命館大学が2018年4月に開設する「食マネジメント学部」では、世界的な料理教育機関である「ル・コルドン・ブルー」と提携。世界を「食」という視点から総合的に理解・研究することによって、「食」ビジネス関連のグローバル人材の育成を目指す。

 来春4月、立命館大学びわこ・くさつキャンパス(滋賀県草津市)に開設される「食マネジメント学部」。

 120年を超える伝統を持つフランスの料理教育機関「ル・コルドン・ブルー」と提携し、高度なガストロノミー教育研究を目指している。同学部の入学定員は320人の予定だが、そのうち16人が、ル・コルドン・ブルーとの共同プログラムを受講できる。

国内における本格的な教学提携は立命館が初めて

ル・コルドン・ブル リンズィー・ブリッジェス アカデミック/ビジネス ディベロップメントマネージャー

ル・コルドン・ブルー
リンズィー・
ブリッジェス

アカデミック/ビジネス
ディベロップメント
マネージャー

 ル・コルドン・ブルーは1895年にパリに創立された料理(カリナリーアーツ)とホスピタリティの教育機関で、世界20カ国に35校の国際ネットワークを展開。

 高等教育機関との提携事業も行っており、世界各国の大学と教学提携を結んでいるが、日本国内における本格的な教学提携は立命館大学が初めてである。

 ル・コルドン・ブルーのリンズィー・ブリッジェスアカデミック/ビジネスディベロップメントマネージャーは、今回の提携の目的を「日本のカリナリーアーツとホスピタリティマネジメントを、グローバルな標準に引き上げること」だと語る。

 共同プログラムは、「グローバル・カリナリーアーツ・アンド・マネジメント・プログラム」という名称。

 学ぶ内容は、ワインやフードビジネスやホテル業界における経営やマーケティング、ル・コルドン・ブルー講師陣による調理技術や料理知識についての講義や実習、ホスピタリティ業界の企業視察や長期インターンシップなどが予定されている。

 今「食」に関連するマーケットではグローバル化が進み、必要とされるスキルの幅も広がっている。

 これまでは、調理や経営や農業など個々の専門家がそれぞれの専門分野に特化していればよかった。

 だが今求められているのは、それらの知識や知見を持ちながら総合的に「食」をマネジメントできる人材である。ブリッジェス氏はこう説明する。

「日本には素晴らしいガストロノミーがありながら、高いスキルを磨く教育の場がありませんでした。食ビジネスを成功させるためには、料理の知識や哲学、マネジメントを深く学ぶ必要があります。

 今回立命館大学と提携したのは、キャンパスの国際化が進んでおり、ガストロノミーマネジメントを本格的にやりたいという革新的な考え方が、私たちとマッチしたからです」

2017年夏、立命館大学オープンキャンパスで行われたル・コルドン・ブルーの実演形式の模擬授業。高校生を中心に数百人に及ぶ生徒が集まり、関心の高さを示していた
Page top