ダイヤモンド社の雑誌

エコカー大戦争!

このページを印刷

バックナンバー一覧

車買取り最大手ガリバーが掘る
“中古エコカー”という金脈

千葉県船橋市「ららぽーと船橋」に隣接する特設会場でシルバーウィーク中に、ガリバーインターナショナルが開いたハイブリッド車展示即売会の様子。納車待ちが当たり前の新型プリウスが50台も展示され、来場者の注目を集めた。

 2009年9月21日、敬老の日。千葉県船橋市「ららぽーと船橋」に隣接する特設会場。背後には、船橋オートレース場と北欧の大手家具販売チェーンのIKEAが見える。

 思えば、ここには1960年代、伝説のカーレーサー・浮谷東次郎と生沢徹の名勝負の舞台となった船橋サーキットがあった。その地で今、筆者の目の前に信じがたい光景が広がっていた。

 2009年5月に発売されて以来、月間国内乗用車販売台数第一位の人気を誇り、新車納車が2010年春以降と言われている、あのトヨタ新型プリウスが大量に並べられているのだ。しかもこれらは全車、中古車だ。

 車買取り事業で、日本国内シェア40%強を誇る、ガリバーインターナショナル(以下、ガリバー)。筆者が訪れたのは、ガリバーがシルバーウィーク(9月19日~23日)に開催した、ハイブリッドカー展示即売会である。

 展示総数は216台(内訳は新型プリウス50台、初代・二代目プリウス123台、トヨタ・アルファードハイブリッド4台、同ハリヤーハイブリッド5台、同エスティマハイブリッド15台、ホンダ新型インサイト13台、同シビックハイブリッド6台)。開催5日間で、入場者総数は2000人、成約台数は170台に達したという。 

 それにしても、どうやってこれほど多くの新型プリウスを集めることが出来たのか?

 ガリバー広報部の三井紀子さんは「一部オークションで仕入れたが、個人からの買取も多い。他の新車でも同様ですが、購入直後に手放す方は結構いるものです。今回の買取りは、全国各地で行いました。ただ新型プリウスは関東圏での販売が多いので、当然買取りも関東圏が主体です」と説明した。

 筆者が取材したのは、開催3日目の正午前後。この時点ですでに、約50台が成約していた。売れ筋は当然、新型プリウスだが、各車がまんべんなく売れている。

おすすめ関連記事

ソーシャルブックマークへ投稿: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をYahoo!ブックマークに投稿 この記事をBuzzurlに投稿 この記事をトピックイットに投稿 この記事をlivedoorクリップに投稿 この記事をnewsingに投稿 この記事をdel.icio.usに投稿

Special Topics

バックナンバー

第33回
トヨタの電子制御問題に隠れた事実! アメリカ人特有のアクセルの踏み方 (2010年03月09日)
第32回
トヨタ車の品質は本当に下がったのか? バッシングの嵐が覆い隠す問題の核心 (2010年03月03日)
第31回
トヨタ叩きより日本の成長戦略を語ろう! スマートグリッドという金の卵の育て方 (2010年02月25日)
第30回
自動車業界に広がるトヨタ擁護論! プリウスのリコールは本来不要だった ~不条理なバッシングの餌食になった 企業の悲しい宿命 (2010年02月17日)
第29回
トヨタや日産の敵?日本企業を惑わす 米新興電気自動車メーカーの本当の実力 (2010年02月08日)
第28回
世界に広がるリコールの波紋 第二のトヨタショックは不可避か (2010年02月02日)

バックナンバー一覧

Pick Up

週刊ダイヤモンドSCOOP

セイコーHD株主代表訴訟へ 和光の不透明経営に批判

時計大手のセイコーホールディングスに対し、約2万3000人の‥

経済ジャーナリスト 町田徹の“眼”

NTTグループには大誤算? 原口総務相の経営形態見直し指示

NTTグループ分離分割論議には冷ややかな政治家とみられてきた‥

News&Analysis

やはり“持ち直し局面”入りは確実? データと巷説に見る「住宅の本当の買い時」

「持ち直し」が囁かれる住宅市場だが、“買い時”については、い‥

IT&Business

サイバー攻撃の増加で注目度急上昇! マカフィーが誇るセキュリティ技術の中身

中国発の「ゼロデイアタック」により、今後セキュリティ需要が盛‥

新着トピックス

野口悠紀雄 未曾有の経済危機を読む
総需要の減少をもたらした2つの要因 ──今こそ必要なデフレの経済学(5)
週刊ダイヤモンドSCOOP
セイコーHD株主代表訴訟へ 和光の不透明経営に批判
岸博幸のクリエイティブ国富論
米金融関係者が鳩山政権に抱く4つの懸念と違和感
ツイッター+αのつぶやき企業戦略
ツイッターで2500人の社員が顧客対応! 米ベストバイのカスタマーサービス革命
inside
ここまでやるか!まるで人間タコメーター 携帯電話で究極の“マンション管理”
働き盛りのビジネスマンを襲う 本当に怖い病気
突然、妻を襲う原因不明の頭痛! 男性も他人事ではない更年期障害の実態
手打ち蕎麦屋のオーラを味わう
桜新町「しんとみ」――サザエさんの町でご近所さんに愛される絶品の蕎麦懐石
追跡!AtoZ ~いま一番知りたいテーマを追う!超リアルドキュメント
肥満=病気は、もう通用しない! 「皮下脂肪で病気を防ぐ」という、健康の新常識
原英次郎の「強い中堅企業はここが違う!」 トップに聞く逆境の経営道
段ボール業界随一の原価計算の鬼! アースダンボールに学ぶネット販売の真髄 ~奥田敏光社長に聞く(下)
inside Enterprise
若者を狙うアサヒビールの新販売戦略は“氷点下ドライ”
「超都心」にアツい視線!
2009マンション人気ランキング発表。NO.1物件は?

最新の連載一覧

すべての連載

特集を見る

Diamond Premium 最新記事 無料会員登録すると全文が読めます

原英次郎の「強い中堅企業はここが違う!」 トップに聞く逆境の経営道
段ボール業界随一の原価計算の鬼! アースダンボールに学ぶネット販売の真髄 ~奥田敏光社長に聞く(下)
週刊ダイヤモンド 企業特集
【企業特集】ユニー 提携と差別化戦略で狙う “超”地方小売りチェーン
金融市場異論百出
「やり過ぎ」とブーイングを 浴びるFRB、正反対の日銀
週刊ダイヤモンド アーカイブズ
クリス・アンダーソンとロングテール理論をおさらい!ネットが動かしたニッチ商品の驚くべき市場規模
『週刊ダイヤモンド』特別レポート
日本のテレビ業界が復活するには 「キー局の合従連衡」が待ったなし
起業人
ネット通販専業でアパレル業界に風穴! 「七転び八起き」で若い女性の心をつかむ 夢展望社長 岡 隆宏
山崎元のマネー経済の歩き方
成長のための資産運用の落とし穴
「測るための標準」を考える
紀元前2500年頃に造られたピラミッドの建築に当たっては、常に同じサイズの石を…
DOL編集部のツイッターを開始
最新記事の話題から編集部の日常まで、24時間つぶやきます。フォローよろしくお願いします。

著者プロフィール

桃田 健史
(ジャーナリスト)

日米を拠点に世界各国で自動車産業の動向を取材するジャーナリスト。インディ500、NASCARなど米国レースにレーサーとしても参戦。自動車雑誌に多数の連載を持つほか、「Automotive Technology」誌(日経BP社)でBRICs取材、日本テレビでレース中継番組の解説などを務める。1962年生まれ。著書「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」好評発売中

この連載について

「エコカー=日本の独壇場」と思っているとすれば、それは大間違いだ。電気自動車、ハイブリッド車を巡る市場争奪戦はこれからが本番。日本は序盤戦を制したに過ぎない。世界規模の取材でエコカー大戦争の行方を探る。

好評発売中!
「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」

ハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車の共存でビジネスモデルは混沌!トヨタ、ホンダ、日産、三菱など日本メーカーは世界で勝てるのか?年間飛行機移動時間が最も長い日本人自動車ジャーナリストが世界のエコカー事情を徹底取材。市場・インフラ、技術、政策、各社の戦略を詳細かつヴィヴィッドにレポート!

Recommend 話題の記事

週刊・上杉隆
ついに歴代首相・外相を国会召致か? 「核密約」を闇に葬った政・官・メディアの重い責任
DOL特別レポート
増税でも解決できない地方財政の危機! 民主党は参院選前にビジョンを示せ ――宮脇敦・北海道大学教授インタビュー
News&Analysis
日本を逆転しても意識は“子ども”のまま? 中国が世界にバラまく「強欲社会主義」
田中秀征 政権ウォッチ
鳩山首相は度を越えた「偽善者」か? “上から目線”の政治が不信感を強める
カツラーは今日も闘っているのだ!
カメラは、カツラーの天敵である
「引きこもり」するオトナたち
成績優秀なのに仕事ができない “大人の発達障害”急増の真実
山崎元のマルチスコープ
上場企業は安定株主に甘えるな
辻広雅文 プリズム+one
富士通とトヨタに見る“日本的ガバナンス”の崩壊~なぜ取締役会は経営監督機能を果たせないのか
エコカー大戦争!
トヨタの電子制御問題に隠れた事実! アメリカ人特有のアクセルの踏み方
週刊ダイヤモンド『FREE』特集フリー素材集
週刊ダイヤモンド3月13日号 『FREE』特集のフリー素材集

雑誌定期購読のご案内


詳しくはこちら

特大号・特別定価号を含め、1年間(50冊)市価概算34,500円が、定期購読サービスをご利用いただくと25,000円(送料込み)。9,500円、約13冊分お得です。さらに3年購読なら最大49%OFF。


詳しくはこちら

1冊2,000円が、通常3年購読で1,333円(送料込み)。割引率約33%、およそ12冊分もお得です。
特集によっては、品切れも発生します。定期購読なら買い逃しがありません。


詳しくはこちら

年間12冊を定期購読すると、市販価格8,400円が7,150円(税・送料込み)でお得です。お近くに書店がない場合、または売り切れ等による買い逃しがなく、発売日にお手元へ送料無料でお届けします。
※別冊・臨時増刊号は含みません。


詳しくはこちら

偶数月の1日発売(隔月刊)。1年購読(6冊)すると、市販価格 5,880円→4,700円(税・送料込)で、20%の割引!
※別冊・臨時増刊号は含みません。

お知らせ・ご案内

会員専用ページ開始のお知らせ
7月より一部の記事で、無料会員登録した方だけが全文を読める形に変わりました。詳細はこちらをご覧ください。