ハワイで暮らすなら、自然や気候、年中行事など、1年を通じたハワイについて知っておくといいでしょう。1年中温暖な南国ハワイですが季節はあります。日本のようなはっきりとした四季はないかわりに、大きく分けて乾季と雨季に分けられており、季節によって異なるハワイを楽しむことができます。今回は7月から12月までの6ヵ月分をご紹介します。
7月(July)
ハワイでは夏の花の王様、ゴールドやレインボーカラーのシャワーツリーが島全体に見事に咲きます。
スクランブルエッグツリー、赤い炎のようなフレームの木なども満開になり、1年中で一番花の美しい季節になります。
その中でも目を惹くのが、白いトランペットを逆さまにつるしたようなエンジェルトランペットツリーの花です。トランペットの形をした花は貿易風にゆらゆら揺れ、南国の楽園のプリンセスのような清楚な雰囲気があります。
デパートでは7月の後半から、もう新学期の学用品のセールが目につくようになります。
ハワイの公立学校は各学校の保護者からアンケートを取り、その結果を反映して始業日を決めています。そのため学校により始業日がまちまちで、7月にはもうすでに新学期が始まる学校もあります。
8月(August)
日本の夏休みに入り、毎日1万人近くの日本人観光客がハワイを訪れます。家族連れでビーチもショッピングセンターも大変な賑わいになります。
近年では、夏休みを利用して、日本から毎年たくさんのこどもたちがハワイのサマースクールに来ています。それぞれの親がこどもの教育や経験のためにいろいろな資料を調べて、こどもを受け入れてくれるサマースクールを探して通わせています。なかには日本のこどもたちの受け入れに上手に対処しているスクールもあるようです。
ホノルル動物園内にもスクールがあるそうです。入学時に面接をして「イエス、ノー、ストップ」が理解でき、集団行動ができるかどうかをみてから受け入れているとか。
どちらにしても、熱中症の心配もなく、朝夕涼しい環境でキレイな自然に触れて夏休みを過ごすことのできるこどもたちは、とても恵まれていると思います。