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男の復権 ~女は男を尊敬したい~

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子どもをたくさん作る男はカッコいい

 それが証拠に、戦前の日本は、農作物が不作になると、娘を売り飛ばすくらい劣悪な環境だったにもかかわらず多産だった。これは、農家では子も労働力という事情もあったし、富国強兵で産めよ増やせよの時代でもあった。つまり、子どもを産むことが当たり前という文化の中で生きていたわけだ。

 現在でも、経済援助どころか、食糧援助、医療品援助をしなければ人が生きていけないような劣悪な地域でも、子どもはどんどん生まれている。男の子が8歳にもなれば、山からゲリラがやってきて拉致され、少年兵に仕立て上げられるというような紛争地帯でも子どもは生まれるのだ。

 世界的に見ても、出生率が低いのは、ほとんどが環境に恵まれた先進国である。

 先進国とは、比較的人権が守られている国のことでもあるので、女性が子どもを産まなくても自分の人生を生きる権利も守られている。そのため、晩婚化と少子化が進むわけであり、高学歴女性の出産率が下がっている。

“自らの遺伝子を残す”
意識を持とう

 昨今のように少子化をなんとかしなければ、というのであれば、福祉関係の充実はベースとして大切だが、子どもを作る気になる新しい文化の創造が必要だ。

 それは、「子どもをたくさん作る男はカッコいい」という文化である。かつて、子作りは女性の義務であったが、いまどき、そんな文化が復活するわけもない。だから、男性の意識を変えるわけだ。自らの優秀な遺伝子をたくさん残すという意識を持つ。

 もちろん、その優秀な遺伝子には説得力がなければならないため、万人に認められるよう、頑張って立派な大人になり、多くの女性に憧れられるような男性を目指す。

 「あなたの子どもを産みたいわ」、女性にそう言わせてこそ一流の遺伝子を持つ男である。


<今回をもちまして、当連載は終了となります。ご愛読いただきありがとうございました>

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著者プロフィール

池内ひろ美
(夫婦・家族問題コンサルタント)

1961年岡山市生まれ。96年「東京家族ラボ」を設立。精神科医、弁護士等と協力体制をとり、総合的な家族問題カウンセリング等を行なう。テレビ出演や講演も多数。著書に「夫婦再生レッスン」(健康ジャーナル社)、「良妻賢母」(PHP新書)ほか。

・池内氏主宰サイト「東京家族ラボ」「ファミリー・クラブ」「家族マネジメント力養成講座」「映画大好き」

・池内氏ブログ『池内ひろ美の考察の日々』

この連載について

夫の平均小遣い36000円、失われる父親の威厳、激増する熟年離婚、etc・・・。男が生きにくい時代だからこそ、もっと素敵な男性が増えてほしい。女というフィルターを通して、『男の復権』について考える。

池内ひろ美氏の著書「男の復権」好評発売中!

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