ダイヤモンド社の雑誌

「1分半」で読める富裕層のマネーの話題

このページを印刷

バックナンバー一覧

「株は9月中に手仕舞え」最も当たるFP・中原圭介氏

株価回復も、ここは冷静に

 昨年一時は6994円90銭まで落ち、現在では1万円を超える水準まで戻った日経平均株価。ここから先の市場の動きがどうなるのかは、誰にもわからない。景気の本格回復と読むのか、調整、あるいは悪化と読むのかでシナリオは大きく変わってくる。

 「このところの世界的な株価の上昇は、世界各国がほぼ同時に行った景気対策によるところが大きいのではないかと思います。あえて需要を掘り起こして作って来ていた反動が出るのが9月、10月と見ていました」と中原圭介氏。

 さかのぼると2007年の秋にサブプライムショックが起きたが、それまで続いていたイケイケ相場の中で暴落を予告していたのが、このファイナンシャルプランナーの中原氏だった。広く深く数字や世の中の流れから相場を見通す目は、多くの投資家が信頼を寄せている。中原氏はこう続けた。

中原圭介氏

 「米国の新車購入の補助金がもうすでに打ち切られたのですが、自動車産業は裾野が広く、景気への影響は大きいのではないでしょうか。その反動として、個人消費では、そろそろ影響は出てくるはずです。住宅購入減税も11月までです。FRBの金融緩和政策も終わり、その影響が一度に出ると思われます」

 つまり、これから米国経済にトリプルパンチが襲うということだ。

アノマリーで見ても9、10月は休む時期

 1949年から2009年までの日経平均株価の月別の下落率で見ると、9月はマイナス0.82%、10月もマイナス0.15%となっており、最も下がりやすい時期でもある。ちなみにNYダウも9月は0.91%と最も下落率が高い。

 「景気を喚起してきた政策が、すべて一度に終了する上に、9月、10月の株式市場は統計的に見ると最も下がっている時期です。しかも、NYダウ平均と日経平均のどちらも、平均騰落率では9月が一番パフォーマンスの悪い月になっています。また、10月は暴落の多い月になっています」

 もちろん、何月に上がる、下がるという根拠は統計以外にいまだに解明はされていない。ただ、やはり9月は下げが多い。さらに10月は1987年のブラックマンデーの暴落(マイナス14.90%)、そして昨年2008年はリーマンショックによる下げ(マイナス9.38%)もあった。やはり警戒は必要となるだろう。

 「私はあまり統計を信じる方ではありません。ただ、気が利いた言い方はできませんが、科学的ではないにせよ、人間の行動や心理が裏付けられているのではないでしょうかね」

おすすめ関連記事

ソーシャルブックマークへ投稿: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をYahoo!ブックマークに投稿 この記事をBuzzurlに投稿 この記事をトピックイットに投稿 この記事をlivedoorクリップに投稿 この記事をnewsingに投稿 この記事をdel.icio.usに投稿

Special Topics

バックナンバー

Pick Up

山崎元のマルチスコープ

官民一体の海外ビジネス受注期待を怪しむ

韓国やロシアなどが国外で官民一体の受注攻勢を仕掛ける中、日本‥

エコカー大戦争!

ハイブリット車は主力製品にならない! 車文化を食い潰した日本には真似できない 欧州自動車メーカーの腹のくくり方

ジュネーブモーターショーを訪れて分かったのは、3つの大きな流‥

ミドルマネジャーのための「不機嫌な職場」改革講座

この閉塞感はどうにもならないのか? 組織の成果を最大化する人事制度とは

不機嫌な職場の大きな原因は、やはり「成果主義」によるチームの‥

ビジネスモデルの破壊者たち

知恵と包丁は使い様!次々と有名シェフを 生み出す料理専門CATV局の躍進

料理専門のケーブルテレビ局が大ブレーク。背景には、料理嫌いだ‥

最新の連載一覧

すべての連載

特集を見る

Diamond Premium 最新記事 無料会員登録すると全文が読めます

週刊ダイヤモンド 企業特集
ユニー 前村哲路社長インタビュー 「現場の自由裁量権を広げ 個店経営のウエートを高める」
『社会貢献』を買う人たち
キレイになって、途上国を支援! 女性の飽くなき「美への探求」が生んだ、一石二鳥のビジネスモデル
起業人
地方に埋もれたうまい食材を発掘し 築地市場に乗り込んだ風雲児 食文化社長 萩原章史
山崎元のマネー経済の歩き方
対等合併の呪
野口悠紀雄 未曾有の経済危機を読む
総需要の減少をもたらした2つの要因 ──今こそ必要なデフレの経済学(5)
原英次郎の「強い中堅企業はここが違う!」 トップに聞く逆境の経営道
段ボール業界随一の原価計算の鬼! アースダンボールに学ぶネット販売の真髄 ~奥田敏光社長に聞く(下)
週刊ダイヤモンド 企業特集
【企業特集】ユニー 提携と差別化戦略で狙う “超”地方小売りチェーン
「測るための標準」を考える
紀元前2500年頃に造られたピラミッドの建築に当たっては、常に同じサイズの石を…
DOL編集部のツイッターを開始
最新記事の話題から編集部の日常まで、24時間つぶやきます。フォローよろしくお願いします。

著者プロフィール

YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)

プライベートクラブ「YUCASEE(ゆかし)」から誕生した、全国150万人の富裕層のための総合情報サイト。“最上級を刺激する”をコンセプトに、世の中の金融関連情報を再構築した「メイク・マネー」、生活をさらに魅力的に彩る「クオリティライフ」をお届けする 。
YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)
プライベートクラブ「YUCASEE(ゆかし)」

この連載について

全国150万人の富裕層のための総合情報サイト「ゆかしメディア」が提供するマネーコラム。「メイク・マネー」をコンセプトに、富裕層の関心の高い金融関連情報をお届けする。

Recommend 話題の記事

今週のキーワード 真壁昭夫
キム・ヨナやサムスンに“脅威論”が噴出 「日本はもう韓国に勝てない」は本当か?
『週刊ダイヤモンド』特別レポート
県が格安で手に入れた茨城空港 「軍民共有化」というカラクリ
SPORTS セカンド・オピニオン
大リーグ球団にとっての、日本人選手の価値を考える
政局LIVEアナリティクス 上久保誠人
参院選がどう転んでも、 政界の「世代交代」加速は止められない
週刊ダイヤモンド 企業特集
ユニー 前村哲路社長インタビュー 「現場の自由裁量権を広げ 個店経営のウエートを高める」
野口悠紀雄 未曾有の経済危機を読む
総需要の減少をもたらした2つの要因 ──今こそ必要なデフレの経済学(5)
今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ
あなたは保険会社に騙されている!? 「保険見直し」のバイブルが登場
はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路
“人生の負け組”が勢ぞろい! 負け組リベンジの名門「奇跡の屋台ラーメン」
業界別 半年先の景気を読む
市場規模はピーク時の6分の1!? バイク業界にみる縮小市場で生き残る方法
『社会貢献』を買う人たち
キレイになって、途上国を支援! 女性の飽くなき「美への探求」が生んだ、一石二鳥のビジネスモデル

雑誌定期購読のご案内


詳しくはこちら

特大号・特別定価号を含め、1年間(50冊)市価概算34,500円が、定期購読サービスをご利用いただくと25,000円(送料込み)。9,500円、約13冊分お得です。さらに3年購読なら最大49%OFF。


詳しくはこちら

1冊2,000円が、通常3年購読で1,333円(送料込み)。割引率約33%、およそ12冊分もお得です。
特集によっては、品切れも発生します。定期購読なら買い逃しがありません。


詳しくはこちら

年間12冊を定期購読すると、市販価格8,400円が7,150円(税・送料込み)でお得です。お近くに書店がない場合、または売り切れ等による買い逃しがなく、発売日にお手元へ送料無料でお届けします。
※別冊・臨時増刊号は含みません。


詳しくはこちら

偶数月の1日発売(隔月刊)。1年購読(6冊)すると、市販価格 5,880円→4,700円(税・送料込)で、20%の割引!
※別冊・臨時増刊号は含みません。

お知らせ・ご案内

会員専用ページ開始のお知らせ
7月より一部の記事で、無料会員登録した方だけが全文を読める形に変わりました。詳細はこちらをご覧ください。