2007年度より共学化。2020年2月には新体育館が完成予定の早稲田大学本庄高等学院(完成予想図)

慶應義塾と比肩する早稲田

 次ページの「内部進学率が高い有名大学付属・系属校ランキング」を見ると分かるように、上位8校は慶應義塾大と早稲田大の系列校で占められている。

 早慶で1つ大きな違いがあるのは、慶應義塾がいずれも学校法人を同じくする付属校であるのに対して、早稲田の場合は、高等学院と本庄高等学院は付属校だが、早稲田実業は学校法人が違う系属校である点だろう。大学の早稲田キャンパスに一番近い早稲田中学校・高等学校も他大学進学が半分の系属校だ。学校法人が違うということは別経営ということであり、このあたりで早慶の違いが濃厚に出てくる。

 早稲田には他にも大阪と佐賀に系属校があるのだが、このランキングには名前が出てこない。学校指定の内部推薦基準を上回る生徒が9割もいるような状況ではないからだ。大学創立125周年記念事業として、創立者・大隈重信の出身地である佐賀には2010年に設立され、大阪の方はその前年に既存の学校が系属校となっている。

 首都圏からの進学者の割合が高まり、ワセダらしさが失われることへの危惧があったにせよ、慶應義塾の付属校と比べて、早稲田の付属・系属校は、内進率のことだけを考えても、何かと課題が多いのが現状といえそうだ。