増加傾向が著しい大宮開成、6000人超え確定の栄東
続いて共学校の最新情報を見ていこう。
まず例年、首都圏最多の志願者を集めている注目の栄東(さいたま市見沼区)は、A入試が男子4009人で前年比▲8人、女子2142人で同+1人と、出願締め切り前日の8日時点で前年並みを維持している。2020年も首都圏トップが確実となった。
増加著しいのが人気上昇中の大宮開成(さいたま市大宮区)。出願締め切り後の7日時点の情報だが、男子が76%増で801人、女子が48%増で733人と大幅増。実数では男子+346人、女子+257人で頭抜けている。
埼玉栄(さいたま市西区)は9日時点で、医学クラス1回の男子47人(前年比、以下同+10人)、女子60人(+8人)、難関大クラス1回の男子155人(+15人)、女子132人(+14人)、進学クラス1回の男子283人(+58人)、女子268人(+36人)といずれも大幅に増加している。
また、午後入試では、医学クラス2回が男子122人(+56人)、女子114人(+32人)、難関大クラス2回は男子336人(昨年+81人)、女子310人(昨年+74人)と後者の伸びが著しい。
浦和実業学園(さいたま市南区)は9日出願締め切りで、やはり増加傾向が鮮明である。
第1回午前特特が男子173人(+24人)、女子204人(前年+24人)。第1回適性検査型は男子122人(+29人)、女子130人(+23人)、そして第1回午後特特が男子163人(+21人)、女子200人(+29人)となっている。
8日に締め切った西武学園文理(狭山市)は、7日時点の数字で第1回一貫クラスが男女合計538人(+66人)、第1回特選クラスで393人(+77人)と大きく伸ばした一方で、特選クラス特待は13人減の244人と少し減らした。
有名私大の系属校として人気が高まっている青山学院大学系属浦和ルーテル学院は、前年の伸びもすごかったが、今年もさらに志願者を上積みしている。男女いずれも11人増で、男子107人、女子で155人と激戦だ。
東京農業大学第三高等学校附属(東松山市)は、出願締め切り前日の8日時点で、10日午前の第1回特特が男女合計で116人(+15人)、10日午後の第2回特特で同98人(+17人)といずれも微増している。
新設2年目の細田学園(志木市)では、10日午前の第1回一般で男子44人(+14人)、女子40人(+1人)、午後実施の第1回特待は男子12人(±0人)、女子12人(▲1人)となっている。
微増傾向にあるのが本庄東高等学校附属(本庄市)。第1回男子64人(+2人)、女子65人(+16人)と女子の増加が多い。