志願者数が減少傾向の穴場の入試はどこか

 前年比で入試によって増減が交錯する共学校もある。

 星野学園(川越市)は女子受験者の比率が高い。進学第1回が男子84人(+12人)、女子333人(+1人)、理数選抜第1回午後の男子101人(+23人)、女子345人(▲7人)とおおむね増加している。

 同様に、西武台新座(新座市)は7日時点で、2科の男子24人(+4人)、女子26人(+8人)、4科の男子35人(+12人)、女子43人(▲7人)となっている。

 開智(さいたま市岩槻区)は8日時点で、第1回男子835人(▲58人)、女子652人(+11人)で、男子が6.5%と大きく減らしている。

 埼玉平成(毛呂山町)は、男子58人(+17人)、女子48人(▲7人)で男女合わせて微増となりそうだ。

 昌平(杉戸町)は、一般第1回で男子101人(+16人)、女子89人(▲1人)、グローバル第1回は男子9人(+6人)、女子3人(▲1人)、Tクラス第1回が男子89人(+14人)、女子66人(▲8人)と男子は増加傾向だが女子は微減となった。

 聖望学園(飯能市)は、第1回(専願)が男女合計で38人(+5人)、第1回(一般)で同58人(▲24人)と一般を大きく減らした。

 武南(蕨市)は、第1回午前2科の男子20人(+9人)、女子11人(▲1人)、4科の男子26人(▲10人)、女子27人(▲7人)と4科は男女共に減少した。

 第1回午後入試では、2科の男子23人(+11人)、女子17人(+6人)、4科の男子19人(▲9人)、女子16人(+5人)とこちらも2科は増加傾向にある。

 ここからは前年よりも減少傾向の入試である。

 国際学院(伊奈町)は、第1回午後の男子14人、女子20人で、いずれも前年比2人の減少となっている。

 開智未来(加須市)の探究1回は6日時点の公式サイトのデータで男子41人(▲9人)、女子37人(▲8人)。ネット出願は実施日の2日前まで、以降は窓口当日受付となる。2万円ですべての入試が受験可能となり、3万円で姉妹校の開智や開智日本橋学園の受験も可能だ。

 9日出願締め切りの春日部共栄(春日部市)は、男子100人(▲5人)、女子91人(▲30人)、午後入試は男子91人(▲21人)、女子85人(▲42人)とやや緩和傾向にある。