2回目も強い巣鴨と世田谷学園、暁星の伸びに注目

 2日が1回目の入試となる学校には大学付属校が多い。いずれもまだ出願可能で、さらに志願者数は上乗せされるだろうが、立教池袋と学習院はすでに前年超えなのに対して、前年は1000人近くを集めた明治大学付属中野はその反動か1割減の状態にある。

 同じく2日が1回目の暁星(募集人員約65人)は、2020年最大の穴場男子校である。現時点では前年比99人減とかなり出足が鈍い。今年は3日に第2回となる午後入試(同約10人)を新設した。現状の志願者数が194人で、こちらは厳しい入試となりそうだ。2回の入試を合わせれば前年実績を超えるともいえるのだが、実倍率はどのようになるのだろうか。暁星を第一志望とする受験生にとってはチャンスが2回に増えたことは朗報ではある。

 もう1つの穴場校は芝。締め切られた1日入試は66人減と、男子上位校の中では緩和傾向が目立つ。東京男子御三家の中でも開成の併願校としてなじみがあるのだが、4日の第2回は前年実績のほぼ半減という志願状況である。

 今年は1日入試の人気校が2日も志願者を集める傾向が顕著にうかがえる。2日午前の巣鴨はすでに119人増と爆上げ状態。世田谷学園は133人増とさらに激しい。こうした学校のあおりを食らっているのが、前年は1175人も集めた本郷だろうか。1日入試も24日時点で100人ほど減らしていた。

 当日朝7時まで出願を受け付けている都市大付属は、昨年いささか難化したことで緩和気味なため、狙い目校の1つといえる。今年から各回合格者の上位約5%以内を対象に特待生制度を導入しており、6日入試には特待狙いの受験生が集まると予想されている。

 2日の男子校の午後入試は少ない。高輪は算数一科入試をいち早く始めた学校だが、多くの学校が1日午後から同様の試みをするようになったためか、志願者数は減少傾向にある。

 3日の入試となるといずれも2回目以降で、同じ学校に再びチャレンジする受験生も少なからずいることだろう。すでに募集を締め切っているのが、幅広い人気を持つ早稲田と海城の新宿コンビで、早稲田が124人増、海城が58人増と、1日に続いて絶好調である。一方、成城と逗子開成は前年実績を現状ではだいぶ下回っている。

 男子校の場合、中堅校以上でも4日の入試が多く設定されている点が後述する女子校と大きく異なる。ここでも世田谷学園が気を吐いており、3日深夜に締め切りだというのに、すでに前年実績を上回っている。神奈川の各入試は総じて軟化しているため、受けやすい現状だが、これもギリギリまでどう振れるかは分からない。