選択肢の幅を広げる
海外大学進学をサポート
北豊島の英語教育の目標は、「使える英語」を身に付けること。英語を活用しても自分の未来を切り拓けるようにする取り組みだ。例えばネイティブ教員が6人常駐していることで、学内でネイティブと行き交う頻度も高く、さながら毎日留学している環境になる。さらに、G・Pではネイティブと日本人教員の2人担任制で、日常的に英語を話す環境をつくっている。週の3分の1が英語の授業で、CEFR(セファール)「B1~B2」レベルの英語力を身に付けることを目指す。

G・Pでは、積極的に海外大学にチャレンジすることを奨励しており、海外受験に向けた進路指導や、必要なサポートを行う。24年度は、海外大学合格者数が延べ68人、うち4人が海外大学に進学した。
「世界的に評価の高いマレーシアの大学への進学を決めました。高校入学時に英検3級ギリギリだった生徒もいますが、語学研修やマレーシアでの短期留学で、他国の生徒たちの意欲的な学ぶ姿勢に大きな刺激を受け、将来に対する意識が変化したのです。日本にとどまらない幅広い進学の選択肢を持つことは、将来への可能性を大きく広げることにつながると考えています」
そう語るのは、G・P主任の吉留奈津紀教諭である。

24年度は探究学習の活動で、旺文社主催の「未来の『学参』企画大賞」に応募、敢闘賞を受賞した。受賞チームのメンバーは副賞の賞金を自発的に社会福祉のために寄付、その行動に教員たちは深く感動したという。確かに、生徒たちの主体性やチャレンジ性、さらに「考える力」は大きく育まれているといってもいい。