机の上は使用頻度で厳選
物の“住所”を親子で決める
学習机を整える際、つい親が一から十まで片付けたり、子どもに任せっ放しになったりしていないか。一般社団法人親・子の片づけ教育研究所の澁川真希代表理事は、「片付けは親子が一緒にやるもの」と位置付ける。
最初は親がリードし、やがて子どもが主体的にできるようにする学びの場でもあるからだ。親子で取り組むとコミュニケーションにつながり、関係性を良くする機会にもなる。
では、学習机をどこに置き、周辺はどのように片付けたらいいのか。これは「住環境や子どもの性格によって異なり、正解はない」と澁川氏。
ただし、基本となる考え方はある。それは、「使用頻度の高いものをすぐに手に取れる学習机の上に出し、物の〝住所〟を決めてワンアクションで使えるようにまとめる」こと。分類や収納の仕方は子どもに合わせて試行錯誤しよう。
使用頻度が低いものは、本棚や袖机に保管するのが鉄則だ。この基本は、子ども部屋(勉強部屋)学習派、リビング学習派のどちらにも通じる。
リビング学習では、カラーボックスなどの棚を置き、そこに学習机の上に並べるもの(下の写真1~6参照)をしまう。学習場所を移動する際は6点セットを取っ手付きケースなどに入れて運ぶと便利だ。また、基本にプラスして、折り畳み式の間仕切りを机の上に設置するなど、気を散らせない工夫も追加したい。