プリントの片付けは
6段階で仕組み化

 片付けの中でも特に難しいプリント類の収納や仕分けは6段階で取り組もう。

 ①全体を俯瞰する
 ②何のために保管するのか、仮でもいいので目的を決める
 ③使用頻度や時系列で大まかな場所を決める
 ④誰がどのように管理するか決める
 ⑤収納グッズを用意する
 ⑥グッズを教科別や目的別に色分けする、という流れだ。

カラーファイル、 紙ばさみファイル。塾で配布のプリント類を子どもがその場で教科ごとに色分けしたファイルに入れて持ち帰り、家ですぐに取り出す
大型メッシュポーチ。ファスナーの金具に教科の印を。L字型に開くものは特に使いやすい
ドキュメントファイル(蛇腹)。志望校ごとに資料や過去問、手続きの書類を保管するのもいい

 デジタルで管理するのも手だ。デジタルスキャナーや、スマホで撮影するだけで文書を電子化できるアプリを使えば、紙の管理をやめられる。

 片付けは判断の連続で、物を管理するには大きなストレスがかかる。初めから「手間がかかる作業をやろうとしている」ことを意識しておき、収納グッズ(写真参照)を駆使すれば解消することだと理解しておこう。

「片付けの仕組み化」は、判断や管理の時間を短縮でき「子どもに対してゆとりある対応ができるようになる」(澁川氏)という利点もある。さあ、今日から始めよう。