「視線を移動する際に明暗差が生まれて、目が疲れやすくなってしまいます。作業効率も落ちるので、子どもの学習時にはできれば避けましょう」

 直接照明に加えて、手元の明るさを補うためにデスクライトを使えば完璧だ。アーム付きで高さや位置を変えられるものなら、子どもの成長に沿って調整できる。また、親子で一緒に使うのもいいだろう。

脳を働かせる照明の色は
どんな色?

 次に覚えておきたいポイントが、照明の色だ。一般的に、青白系の「昼光色」「昼白色」と、オレンジ系の「電球色」「温白色」の4種類に分けられる。頭が覚醒し、脳を働かせる効果があるのは前者の青白系。反対に、オレンジ系はリラックスして眠くなるので、学習するときには不向きといえる。

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しかまのりこ
1級建築士。COLLINO一級建築士事務所代表。延べ5000戸以上の住宅審査・検査・設計、インテリア、収納改善、住み替えサポートに携わる。住む人の「人生のフェーズ」に合わせた住まいの提案に定評がある。近著に『狭い家でも子どもと快適に暮らすための部屋作りのルール』(彩図社)。

「リビング学習のご家庭では、リモコンなどで4色の切り替えができる照明を選ぶとよいでしょう。用途によって色を変えられます。親が仕事や集中したい作業をする際にも便利です」

 就寝前にオレンジ系に切り替えて過ごすことで、睡眠ホルモンの分泌が促され、深い眠りにもつながる。

 ダウンライトの場合も、調色機能付きの電球がある(取り付けは電気店や工務店による工事が必要)。

「照明は、部屋の設備の中でも比較的簡単に変更できますが、手を出しにくいイメージがある方が多い印象です。お子さんの学習をきっかけに、家全体を見直してみてはいかがでしょうか」