第一ゼミパシードは、関西圏に展開する中学受験専門塾である。講義と発問を融合した「対話型授業」によって、集団授業でありながら「ただ聞くだけではない」自発的な学習が行える。知識を詰め込むのではなく「なぜそうなるのか」という物事の原理や背景を大切にした「本質の指導」を重視しながら、第一志望合格に向けて着実な実力錬成を行うのが特徴だ。
日々の授業では、効果的な復習頻度となるようにカリキュラムが組まれ、定着に必須な反復練習用のオリジナル教材も準備されている。着実に実力を上げていける仕組みが整っていると言えるだろう。
第一ゼミパシードでは、「評価第一」の視点から、子どもの「自信」と「やる気」を引き出すため、厳しさを背景とした「称賛と激励の指導」を推進している。
「意欲喚起をして成績向上を実現する」プロセスを重視しており、独自ツールを使った「勉強のやる気をアップさせる」ためのプログラムも特徴的。やる気を引き出しながら成績を上げ、志望校合格のその先でも、そのモチベーションが続くような関わりを目指している。
第一ゼミパシードでは、中学受験を目指したい小学校2・3年生に向けたカリキュラムがある。算数と国語を中心とした学ぶ意欲を育む内容であり、小学校の早い段階から中学受験に向けて準備を始めたい人におすすめできる。
勉強内容を定着させるには復習や反復練習が必須だが、子どもが一人でするのは大変なことであり、十分な効果を得るためにそれをサポートする保護者の負担も大きくなってしまいがちである。第一ゼミパシードでは、授業中に演習の時間が組み込まれているほか、学習内容を自分で復習して反復練習がしやすいよう、オリジナル教材が準備されている。
質問受付教室や自習室も整備されているので、子どもが自ら目的意識を持って勉強できる環境が整っていると言えるだろう。
第一ゼミパシードのメリットは、教科力向上とモチベーションアップを図るための、教材やツールなどのオリジナルコンテンツが充実していること。幼少期に伸ばしたい思考力や速読力を鍛える「能力開発教材」は、幼児期から小学校低学年時の急速な知能発達に対応しており、中学受験で必須な「考える力」を身につけることができるため、活用すれば幼少期から中学受験に向かう力を養うことができるだろう。教材だけでなく、教室での学習態度やテストの成績などを点数化・可視化した、「努力評価」のための「BCカード」といったゲーム性のあるコンテンツも導入されており、同じ教室の仲間と競い合うことで勉強へのモチベーションを上げる効果も期待できる。
また、小学6年生になると、近畿圏の私立中学入試問題の緻密な研究・分析に基づき作成された教材を用いた「志望校特訓」が準備されているので、行きたい学校が明確な場合は大きなメリットとなるだろう。
第一ゼミパシードのデメリットは基本が集団授業のため、学習内容への理解が難しかった場合に、自分で解決しなければならないこと。もちろん、質問を受け付けてもらえる質問受付教室や自習室といった環境は整備されているが、「先生に個別に質問しに行くのが苦手」「どうやって質問したらいいかわからない」と感じるタイプの子どもには、荷が重い可能性があることを考慮に入れておきたい。また、関西圏の一部の地域にしか教室が展開されていないため、お住まいの地域に教室があるかを事前に確認しておく必要がある。
第一ゼミパシードは、第一ゼミ関連グループ全体の合格実績を公式サイトで公開し、合格者を輩出した学校を多数記載している。合格実績は以下の通りである。
他
他、多数合格
※2023年の実績。公式サイトより