復習をしたときに最大限に効果を発揮するため、理解度の基準を設けている。それが、知識を真に身につけるために必要な「わかった」の基準、ステイラインだ。生徒への適切な問いかけを通して、子どもの「わかったつもり」をなくす。
特に成績が伸び悩む生徒は、そもそもこのわかったの基準が甘いことが多いので、その理解の深さから矯正する。知識を根本から理解する状態に導くため、その後の自習の質も良くなり、新しい単元の理解もしやすい。勉強において好循環が生まれる。
個別指導塾TESTEA(テスティー)の公式サイトには、講師の採用率は3割程度と掲載されている。人間的な魅力の高い講師を厳選するためで、徹底的に講師の質にこだわっている印象がある。
さらに採用された講師は、個別指導では珍しい「研修部門」の研修を受ける。充実した研修を受けた講師が指導に当たるので、採用された大学生が研修もなくそのまま指導をするよりも安心感が大きい。公式サイトでは各講師の一覧も掲載している。指導のこだわりなど詳細情報も記載しているので、気になる人は実際に確認してみるとよい。
なお、繁田和貴塾長は、通称「開成番長」と言われており、小学校時代はSAPIXに通い、開成中学・高校から東京大学に合格。書籍も複数出版しており、受験に精通している。
個別指導塾TESTEA(テスティー)では問題が解けるようになる、新しい知識が増えることだけでなく、どのように勉強するかまでを重視している。そのため、根本的にどのように頑張ればいいのか、どのように勉強すればいいのかを知りたい人に向いている。
また、他塾との併用についてのコースが明確に用意されているのは、他の塾にあまりない大きな特徴だ。他塾に通いつつ弱点教科中心にフォローでき、効率的に学力の底上げができる。自分の学力全体のバランスを考えつつ、どのように勉強していけばいいのかを考えることで、学校での勉強の範囲を超えて、社会に出てからも目標に向かって頑張る力が身につく。
講師の採用率や研修制度を見てもわかる通り、講師の質の高さに力を入れている。教わる内容も重要だが、誰から教わるかも非常に重要。講師にも生徒を指導する上でのミッションを課していて、徹底して生徒の成績を伸ばすために力を注いでいる印象がある。講師は担任制となっており、生徒の性格や癖を把握した状態で指導するので、高い学習効果が望める。
もちろん、どんなに魅力的な先生でも生徒との相性が良くない場合もある。そんな場合講師の変更を申し出ることもできるので、安心して自分と相性の良い先生から継続して教えてもらえる。
メリットは完全オーダーメイドの指導で、勉強の仕方から指導してもらえる点。授業は完全1:1の個別指導なので、カリキュラムから志望校の相談まで安心して最適な指導が受けられる。双方向型の授業で生徒とじっくり向き合うことで、良いところは褒め、小さなつまずきや苦手にも確実にアプローチできる。
その中で生徒の勉強法をブラッシュアップしていき、勉強の進め方から改善していく。「勉強ができるようになることは当然、テスティーはその上を目指す」と公式サイトに書かれている通り、今後の人生にも生きる人間力の習得を目指しているという。
デメリットは一般的な個別指導と同様、他の受験生との関わりが少ない点。集団授業であれば、同じような志望校を目指す受験生の努力を肌で感じることができる。しかし1人で勉強していると、自分は最大限に頑張っているつもりでも、それよりも頑張っている受験生の姿が見えず、プラスの刺激ももらえない。
これをカバーするには、講師のモチベーション管理の能力によるが、この点は科目指導とはまた別。魅力的な講師がそろう個別指導塾TESTEA(テスティー)でも保証されている部分ではない。
※2023年合格速報