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STAY GOLD! リーゼントマネジャー岡田兵吾の「シンガポール浪花節日記」

40代で人生が終わっても後悔しないための「仕事圧縮術」

岡田兵吾 [マイクロソフト シンガポール シニアマネジャー]
【第31回】 2016年8月26日
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仕事だけで死んでたまるか!
怒りが仕事の効率化に目覚めさせた

高さ世界2位の観覧車 シンガポール・フライヤー。観覧車のように、「終わることのない多忙ループ」に抜け出せずお困りなら、今回の記事は多忙ループ脱出のカギになるはず

 先日公開されたネスレ日本の高岡浩三社長のインタビュー記事で、高岡社長はこのようなことを語られていた。

 「私の11歳の誕生日に、父は42歳で亡くなりました。

 祖父も42歳で亡くなっています。高岡家の長男は42歳で死ぬ運命なのではないか、とうっすら思うようになりました。人生の締め切りは42歳。短い人生を意識し始めたことは、会社選びや仕事の進め方に影響するようになります──」

高岡社長は42歳で人生が終わるかもしれないことを念頭に、人が2~3年でやることを、その半分や3分の1の期間でこなしてきたそうだ。

 この記事を読んで思い返すことがある。筆者は社会人となって20年ほど経ったが、そのほとんどを「多忙」と呼ばれる部署で過ごしていた。

 そんな目が回るような忙しさに追い打ちをかけるように、筆者は働きながら通えるエグゼクティブMBA(しかも2年分の修士課程を1年で修了できるコース)に通い始めたのだ。

 「エグゼクティブMBA」とは、職務経験10年以上のマネジャー職に就いている者が、さらに上級管理職を目指し、仕事を続けながら学位を取得する経営学修士プログラム。私が通ったタームには、22ヵ国の国籍を持つ平均年齢アラフォーのクラスメートが28名。スイス銀行のグローバルマーケティングのトップや、大手企業のCFO、ヘッジファンドの人間など、年齢もキャリアも多様な人たちが集まっていた。

 高岡社長は自主的、筆者は必然的と動機は違うが、仕事のスピード感を高めざるを得なかった状況は似通っている。

 仕事に加えての週30時間の勉強。仕事がこなせないと海外では即クビになり、MBA課題の方がこなせないと退学というプレッシャーで休むこともできず、日々の平均睡眠時間は2時間。いつ倒れてもおかしくない状況だった。

 しかしそんな生活から脱却する転機が2つあった。

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岡田兵吾 [マイクロソフト シンガポール シニアマネジャー]

大阪生まれ。同志社大学工学部卒業後、アクセンチュア(日本/アメリカ)、デロイトコンサルティング(シンガポール)、マイクロソフト(シンガポール)で19年間、業務・ITコンサルタントとして活躍。シンガポール移住11年、永住権を保持し、近年はアジア全域の新事業開発、業務改善、組織改革に従事。 人生の目標は「ソーシャル・チェンジ」(社会変革)、座右の銘は「Stay Gold!」。グローバルビジネス経験を活かして日本およびアジアの顕在化した社会問題を解決し、多くの人々が希望をもてる社会の実現を目指している。

☆ブログ: シンガポールではたらくリーゼントマネージャー岡田兵吾のStay Gold!
☆Facebook: Hyogo Okada(岡田兵吾)
☆Twitter: phoenix_hugo(リーゼントマネージャー岡田兵吾)


STAY GOLD! リーゼントマネジャー岡田兵吾の「シンガポール浪花節日記」

アジアのグローバルシティとして大きな変化を遂げたシンガポール。しかし意外にも、あらゆるところに「浪花節文化」が存在していることを、あなたはご存じだろうか? そこで当連載では、日本人の固定概念を覆すシンガポールのリアルな姿を、家族とともに現地コミュニティに根を張って暮らしている筆者ならではの視点で紹介する。

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