ダイヤモンド社のビジネス情報サイト

宿泊予約を「売買」できるサイトが盛況な理由

吉田由紀子
2016年10月13日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 秋の観光シーズンまっただ中。旅行を楽しみにしている方も多いだろう。だが、ここ数年、都市部や有名観光地は慢性的に宿泊施設が不足をしており、トップシーズンともなれば、予約をとるのも一苦労である。

泣く泣くキャンセル料を支払い、予約を取り消さずとも、自分の予約をネット上で売買できるサイトが登場した(写真はイメージです)

 運良く希望の宿に予約できたとしても、突然のキャンセルを余儀なくされる事態も起こりうる。事故や病気、仕事のトラブルなど、涙をのんで予約を取り消した、という苦い経験をお持ちの方もいるはず。

 となると、頭が痛いのがキャンセル料だ。宿泊施設のキャンセル料は各施設が独自に決めている。通常は、前日で宿泊料の50%、当日は80%、連絡なしの不泊は100%、というのが相場のようだ。旅行に行けず、その上にキャンセル料を払うのは、痛い出費である。

 そんな事態を少しでも解決しようと、この9月に新しいサービスが登場した。その名も「Cansell」というサイトだ。これはホテルや旅館の「予約を売り買いする」サービスである。まず、売りたい予約をサイトに出品申請をする。すぐにスタッフが出品内容を確認し、簡単な審査を行う。この間は最短で1時間。OKが出れば、サイトに掲載して売りに出すことができる。

 出品は無料。売買成立時に手数料が引かれるという仕組みになっている。不正な売買を防ぐために、予約時より高い価格での販売は禁止されている。出品者と購入者が直接やりとりをしないので、面倒な連絡作業も不要。売買成立時には、スタッフが宿泊者の名義変更作業を行う。というわけで、忙しいビジネスパーソンでも簡単に出品できるとあって、好調なスタートを切っている。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事


消費インサイド

今の世の中、いったいどんな商品やサービスが流行っているのか? それを日々ウォッチすることは、ビジネスでヒントを得るためにも重要なこと。世間でにわかに盛り上がっているトレンド、これから盛り上がりそうなトレンドを、様々な分野から選りすぐってご紹介します。

「消費インサイド」

⇒バックナンバー一覧