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街歩きがもっと面白くなる!東京23区の商店街―データでわかるパワーと魅力

品川区の商店街――全国で初めて商店街を「銀座」と名づけた、商業天国の熱気ぶり

池田利道 [一般社団法人東京23区研究所 所長],小口達也 [一般社団法人東京23区研究所 上席研究員],東京23区研究所,フィルモア・アドバイザリー
【第3回】 2010年12月16日
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 快晴の12月4日。品川区と大田区の商店街を舞台に、「お宝発見! つまみ食いウォーク」が開催された。コースは、戸越公園~戸越銀座~武蔵小山~西小山~大岡山~旗の台~荏原町~中延~戸越公園(西小山の先~旗の台の手前は大田区)。

 この一周約16kmを4つのコースに分け、4000人の参加者が商店街の食べ歩きを楽しんだ。品川区では、100近くの商店街が次々とつながり、網の目のように区内を覆っている。だから、こんなイベントもできるのだ。

データを見ても一目瞭然!
品川区は「商店街天国」だった

 2005年以降、毎年東京都が都内の商店街の優れた取り組みを表彰している「東京商店街グランプリ」。これまで延べ57の商店街が賞に輝いてきた。うち23区内は46。平均すると1区につき2つになるが、品川区は何と8回も表彰されている。その数はもちろん第1位。品川区の商店街活動がいかに活発化であるかが、ここに端的に示されている。

 「商店街天国」と呼ばれる品川区には、マスコミにしばしば登場する有名商店街も多い。そのパワーは、データ上にもはっきりと表れている。

 2002年~07年の5年間の小売販売額の伸び率は、実に21%にもなる。ランキングは第3位ながら、1位の江東区はこの期間中に店舗面積1000㎡以上の大型店の数が40%、大型店の販売額が22%も増えており、大型店主導の傾向が強い。また2位の中央区は、同期間の人口増加率が29%と、23区で一番高い。

 これに対し、品川区の大型店販売額の伸び率は9%、人口増加率は7%と、共に飛び抜けた数値ではない。一番頑張っているのは専門店で、その販売額は35%増。中小専門スーパーの販売額が、同期間中にわずかながら減っていることを考えると、品川区ではスーパーも商店街の前では力不足とさえ思えてくる。

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池田利道 [一般社団法人東京23区研究所 所長]

一般社団法人東京23区研究所所長。東京大学都市工学科大学院修士修了。(財)東京都政調査会で東京の都市計画に携わった後、㈱マイカル総合研究所主席研究員として商業主導型まちづくりの企画・事業化に従事。その後、まちづくりコンサルタント会社の主宰を経て現職。

小口達也 [一般社団法人東京23区研究所 上席研究員]

一般社団法人東京23区研究所上席研究員。1978年より財団法人・東京都政調査会研究員、都市問題・自治体政策の研究に従事。87年より中央大学社会科学研究所・客員研究員、多摩地区の地域開発研究に従事。その後、フリーを経て現職。

フィルモア・アドバイザリー

2006年11月、海外機関投資家向けの独立系リサーチ会社として設立。現在は数値データのグラフ化・共有サイト「vizoo」、グラフ投稿サイト「Figit」の運営を行うほか、メディア向けにグラフを用いた特集記事等を配信。
フィルモア・アドバイザリー


街歩きがもっと面白くなる!東京23区の商店街―データでわかるパワーと魅力

世は空前の「街歩き」ブーム。老若男女を問わず街歩きの人気スポットとなっているのが、古きよき時代の風情が漂う商店街だ。世界一の都市圏である東京と、その中心となる23区。それぞれの区の「区民性」も異なれば、そこに根付く商店街にも、それぞれ別の「顔」がある。そんな商店街のなかには、廃れるどころか新しい時代のニーズを採り込み続け、絶えず進化し続けているものも少なくない。本特集では、その区に住む人、その区を訪れる人を惹きつけて止まない商店街にスポットを当てて、そのパワーと魅力について、区や商店街に関連したデータと共に紹介する。東京の街歩きを楽し見たい人は、必見!

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