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プレイングマネジャーの戦略ノート術
【第4回】 2016年10月24日
著者・コラム紹介バックナンバー
田島弓子 [ブラマンテ株式会社代表取締役]

「追われる仕事」からの卒業!
激務のプレイングマネジャーが最初にするべきこと

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10月の人事異動で晴れて管理職になった人も多いのではないでしょうか。
連休も終わり、そろそろ年末に向けて仕事量も増えてくる頃、あちこちで管理職の悲鳴が聞こえてきます。
「やってもやっても終わらない」
「トラブル対応で日中つぶれた」
「自分の仕事は増える一方」
これはまさに仕事のアラート(警告)。
どうすれば、エンドレスな中間管理職の仕事を、もっとラクにすることができるのでしょうか。

プレイングマネジャーの仕事は年末にかけて増える一方。
どうすればいい? Photo:milatas-Fotolia.com

わかっちゃいるけど、つい動いてしまう

 10月1日付けで管理職に昇進、ようやく配属1ヵ月を迎えようとする新米マネジャーの方も多いことでしょう。
 この時期に陥りやすい問題として、年末に向けての業務量の増大で、「終わりなき仕事地獄」にはまってしまうプレイングマネジャーが急増することがあげられます。

 なぜでしょうか。

 そもそも、プレイヤーからマネジャーへと立場が変わったことで、仕事の仕方も大きく変えなければいけません。

 具体的には次の2点を意識することが重要です。

  1. 1.個人プレイからチームプレイへのシフト
  2. 2.自分が動くのではなく、周囲の力を引き出すこと

 部下に仕事を任せることが上司の仕事。
 わかっちゃいるけれど、月末、期末、年度末の目標数字が足りないとなると、どうしても自分が動きたくなって個人プレーに戻ってしまう。
 結果、プレイヤー時代と同じやり方をしてしまうのです。

 しかし、管理職業務との同時並行なので、当然ながら昔と比べると生産性は大幅ダウン。限られた時間の中では体力もやれることも限界はあります。

 一人でブルドーザーのように働いては、自分自身が疲弊するばかりか、部下も育たずチームとして結果を出すこともできません。

 もう一つの問題は、配属早々自分の仕事に追われ、部下とのコミュニケーションがとれていないこと。
「話しかけないでオーラ」全開でバタバタと走り回る上司に、部下は話しかけることもはばかられます。「相談したいことがあるけれど、上司はなんだか忙しそうで声をかけにくい雰囲気だなあ…」

 そうこうしているうちに納期が迫り、部下に「あの件どうなった?」と聞くと、「まだやってません」。
 思わずイラッとして「それじゃあ間に合わないじゃないか。もういい、こっちでやるから!」と、部下の仕事を撤収。

上司の仕事はこうしてまた、確実に増えていきます。
 そして部下は「全然わかってくれない」と、ますます上司と距離を置くように。いつの間にか新米プレイングマネジャーは、一人ポツンと誰もいないオフィスに取り残されている。
 こんな状況、多くの人が経験ずみではないでしょうか?

 そうならないためにも、なんとしても仕事のやり方を変えなければなりません。

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田島弓子 [ブラマンテ株式会社代表取締役]

成蹊大学文学部卒。日本人材マネジメント協会会員。IT業界専門の展示会主催会社などにてマーケティングマネジャーを務めた後、1999年にマイクロソフト日本法人に転職。約8年間の在籍中、Windows 2000、Windows XP、Windows VistaなどWindowsの営業およびマーケティングに一貫して従事。当時、営業・マーケティング部門では数少ない女性の営業部長を務める。在籍中、個人および自身が部長を務めた営業グループでプレジデント・アワードを2回受賞。 2007年キャリアおよびコミュニケーション支援に関する事業を行うブラマンテ株式会社を設立。キャリアアドバイザーとして「若年層向け働き方論」「中間管理職向けビジネス・コミュニケーション」「女性活躍支援」の3テーマに特化し、社員研修、講演、公開セミナー、大学講義、執筆などの活動を行っている。日本生産性本部内「ワーキングウーマンパワーアップ会議」が主催する「エンパワーメント大賞(現 女性活躍パワーアップ大賞)」の立ち上げ時、推進委員を務めた。 著書に『プレイングマネジャーの教科書』『女子社員マネジメントの教科書』(ダイヤモンド社)、『ワークライフ“アン”バランスの仕事力』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『働く女性 28歳からの仕事のルール』(すばる舎)、『「頑張ってるのに報われない」と思ったら読む本』(WAVE出版)がある。


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