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医療ジャーナリスト 木原洋美「夫が知らない 妻のココロとカラダの悩み」

薄毛に悩む“がんばり屋さん”妻に夫がとった神対応とは

木原洋美 [医療ジャーナリスト]
【第11回】 2016年10月28日
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2階から撮影された
運動会での動画にショック

 (私は鮭だ。産卵が終わったメス鮭だ。後はボロボロになって、力尽きて死んでいくだけなのよ)

 まだ40前だというのに、里美さん(仮名・39歳)は最近、しみじみ思う。

 34歳で第一子を出産し、一昨年は二人目も産んだ。

 住まいは日本有数の保育園入園激戦区にある。なかでも駅前の公立保育園は競争率が高く、0歳児クラスの定員枠はたったの12人しかないが、里美さんの子どもは二人とも、すんなり入園を許された。

 「子どもを預かってもらえないから働けない」という母親は多いが、里美さんは違う。

 とにかく働く。何が何でも働く。勤め先は某有名電気メーカーの研究所。主任研究員としてチームを牽引する立場にあり、しかも仕事が面白くてたまらない里美さんに、育児休業取得は考えられない。

 産休明けで速攻復職し、税務署職員の夫・寅之助さん(仮名)と共に、比較的恵まれた子育て支援制度を活用しながら、仕事と育児の両立を懸命にはかってきた。

 預け先探しは、妊娠前からはじめていた。近隣の保育施設をくまなく見学して回り、評判もチェックした。里美さんは根っからの研究好きだ。その習性を発揮して、普通の勤め人ならまず行かない昼間の時間帯に抜き打ち訪問、とんでもない実態を目の当たりにして唖然とさせられた施設もあった。

 (ここなら安心)と信頼できる民間の保育所を確保して出産。産休を3ヵ月で切り上げて、公立保育園に入園できるまでの間預かってもらった。子どもの急病時用に、NPO法人が運営する保育ママ・サービスとも契約した。夫婦して、保育園への迎えが遅くなる時用の、お迎えサービスの女性も見つけた。

 保育費は相当かさむが、キャリアを中断させないための投資と位置付けている。

 ……こうして、頑張って働き、かつ子育てにも愛と体力を注いできた里美さんだが、出産以来ずっと気になっていることがあった。

 それは抜け毛と髪のパサつき。

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木原洋美 [医療ジャーナリスト]

きはら・ひろみ/宮城県石巻市の漁村で生まれ、岩手県の山村で幼少期を過ごし、宮城県の穀倉地帯で少女時代を送る。明治学院大学在学中にコピーライターとして働き始め、20代後半で独立してフリーランスに。西武セゾングループ、松坂屋、東京電力、全労済、エーザイ等々、ファッション、流通、環境保全から医療まで、幅広い分野のPRに関わる。2000年以降は軸足を医療分野にシフト。「常に問題意識と当事者感覚を大切に取材し、よ~く咀嚼した自分の言葉で伝え、現場と患者の架け橋になる」をモットーに、「ドクターズガイド」(時事通信社)「週刊現代 日本が誇るトップドクターが明かす(シリーズ)」(講談社)「ダイヤモンドQ」(ダイヤモンド社)「JQR Medical」(インテグラル)等で、企画・取材・執筆を深く、楽しく手掛けてきた。2012年、あたらす株式会社設立(代表取締役)。2014年、一般社団法人 森のマルシェ設立(代表理事)。森のマルシェでは、「木を遣うことが森を守ります」の理念を掲げ、国産材の樽で仕込む日本ワインやバルサミコ酢の開発等、国産材の需要を開拓する事業に取り組んでいる。


医療ジャーナリスト 木原洋美「夫が知らない 妻のココロとカラダの悩み」

長年連れ添った妻やパートナーが突然キレる要因は何か。なぜ、いつも不機嫌なのか。女性特有のカラダの不調や悩みに起因することが多い。しばしば男女間、夫婦間に深いミゾを生じさせる女性特有の病気・体の不調について、実際の具体例を挙げて解説する。

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