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世界のエリートがやっている 最高の休息法
【第24回】 2016年11月12日
著者・コラム紹介バックナンバー
久賀谷 亮

一流の人はなぜ、瞬時に判断を変えられるのか?
【特別対談】中西哲生×久賀谷亮(最終回)

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元プロサッカー選手であり、現在はサッカー指導者、スポーツジャーナリスト、ラジオパーソナリティなど幅広いジャンルで活躍を見せている中西哲生氏と、イェール大で学び、アメリカで18年診療してきた精神科医・久賀谷亮氏による対談。

脳科学の最新知見に基づき、注目のマインドフルネスを解説した久賀谷氏の著書『最高の休息法』は、発売3ヵ月にして早くも13万部を突破する売れ行きを見せ、人気テレビ番組「世界一受けたい授業」(日本テレビ系列)でも大きく取り上げられたが、中西氏は同書の発売当初からいち早く久賀谷氏のマインドフルネス解説に注目していた。

中西氏の「正しい姿勢」「正しい呼吸」への探求心はとどまることを知らず、ついには正しい呼吸をするための「正しい舌の位置」を発見したという。仏教にも通ずるというその呼吸法とは?そして一流選手が瞬時に判断を変えて相手を翻弄できるのはなぜなのか?注目の最終回(構成/前田浩弥 写真/宇佐見利明)。

■前回までの対談内容
◎第1回
緊張感をパフォーマンスに変えられる人の
脳内では、何が起きているのか?


◎第2回
一瞬で集中状態になる人がやっている
「真のマルチタスク」とは?

選手の動きを劇的に向上させる
「正しい舌の位置」とは?

中西哲生(なかにし・てつお)スポーツジャーナリスト、元プロサッカー選手。1969年愛知県生まれ。同志社大学経済学部卒業。Jリーガーとして、名古屋グランパスエイト、川崎フロンターレで活躍。2000年末をもって現役を引退。現在はスポーツジャーナリストとして「サンデーモーニング」(TBS)、「Get Sports」(テレビ朝日)でコメンテーターを務めるほか、「中西哲生のクロノス」(TOKYO FM)でパーソナリティを務めている

中西哲生(以下、中西)】この対談の第1回でもお話ししたように、僕はつねに「正しいポジション」を探している人間です。
「正しい姿勢」や「正しい呼吸」は何かをいつも追求している。そして「正しい呼吸」を追求する中で最近理解したのが「正しい舌の位置」です。この説について、ぜひ先生のご意見をお聞きしたいんですよ。

久賀谷亮(以下、久賀谷)】「正しい舌の位置」ですか。どこですか?

中西】前歯の裏の、ちょうど1センチくらい上のあたりです。そこに舌の先端だけをつけておくと、鼻呼吸がしやすいんです。鼻から息を深く吸えますし、息を吐くのも楽になる。舌の位置をここで安定させ、奥歯と奥歯をかみ合わないようにすると、力みがなくなる。

実際、この舌の位置を指導するようになってから、動きが劇的によくなる選手が増えたんです。

久賀谷】そのお話を聞いて、いま思い出しました。昔の仏教の人が座禅を組むときに、舌をその位置につけて呼吸をすると聞いたことがあります。中西さんが発見されたのは、ひょっとしたらものすごく古い歴史のある呼吸法なのかもしれませんね。

中西】ありがとうございます。そこまでいくとさすがに大袈裟かもしれませんが(笑)。

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久賀谷 亮(くがや・あきら)

医師(日・米医師免許)/医学博士
イェール大学医学部精神神経科卒業。
アメリカ神経精神医学会認定医。アメリカ精神医学会会員。
日本で臨床および精神薬理の研究に取り組んだあと、
イェール大学で先端脳科学研究に携わり、
臨床医としてアメリカ屈指の精神医療の現場に8年間にわたり従事する。
そのほか、ロングビーチ・メンタルクリニック常勤医、ハーバーUCLA非常勤医など。

2010年、ロサンゼルスにて「TransHope Medical」を開業。
同院長として、マインドフルネス認知療法やTMS磁気治療など、
最先端の治療を取り入れた診療を展開中。
臨床医として日米で25年以上のキャリアを持つ。

脳科学や薬物療法の研究分野では、
2年連続で「Lustman Award」(イェール大学精神医学関連の学術賞)、
「NARSAD Young Investigator Grant」(神経生物学の優秀若手研究者向け賞)を受賞。
主著・共著合わせて50以上の論文があるほか、学会発表も多数。趣味はトライアスロン。


世界のエリートがやっている 最高の休息法

イェール大で学び、米国で18年診療してきた精神科医が明かす、科学的に正しい「脳の休め方」とは? 脳の消費エネルギーの60〜80%は、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)に使われています。これは、脳が意識的な活動をしていないアイドリング状態でも動いている脳回路。この回路が働き続ける限り、ぼーっとしていても、脳はどんどん疲れていくわけです。つまり、DMNの活動を抑える脳構造をつくり、脳にたしかな休息をもたらすことこそが、あなたの集中力やパフォーマンスを高める最短ルートなのです。

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