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世界のエリートがやっている 最高の休息法
【第20回】 2016年9月16日
著者・コラム紹介バックナンバー
久賀谷 亮

夏疲れリセット!「脳疲労」に効く休日の過ごし方は…

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脳科学・精神医学の最新知見に基づきながら、最も効果的な「脳疲労の解消法=マインドフルネス」を解説した『世界のエリートがやっている最高の休息法』が発売1ヵ月にして4万部を超える売れ行きを見せている。

「ニーズはあると思っていましたが、ここまで大きな反響があるとは…」――アメリカで20年以上にわたり人々の脳と心の問題に向き合ってきた著者・久賀谷亮氏も驚きを隠さない。

この季節、「どれだけ休んでも、なかなか夏の疲れが抜けなくて…」という方も多いのではないだろうか?今回は「脳の休息」に役立つシンプルなプログラムを紹介する。秋の休日を有意義に過ごし、今年の残りをエネルギッシュに駆け抜けるためにも、ぜひ参考にしていただきたい。

まずは基本的な考え方
―「何としても休むぞ!」と思わない

こんにちは、久賀谷亮です。アメリカのロサンゼルスでTransHope Medicalというクリニックの院長をしています。

今回は『最高の休息法』の中でもご紹介した「脳の休息プログラム」についてお伝えしていきましょう。これは一人暮らしの人でも、パートナー・家族と暮らす人でもできる方法です。年末年始や夏休みなど、まとまった休暇を過ごすときの参考にしてください。

以下のメニューは5日間で完成するプログラムになっていますが、これはあくまでも「目安」です。「こうでなければならない」という枠をつくって、計画に縛られないようにしましょう。
本の中でも書きましたが、タスク・オリエンティッドな「べき思考」は、脳の疲れの原因となる「認知の歪み」そのものです。

なお、こうした雑念がなぜ脳を疲労させるのか、その根本にあるデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)とは何なのかについては、こちらの記事を参考にしてください。

▼デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)とは?▼
「何もしない」でも「脳疲労」は消えずに残る
 ―あんなに休んだのに…朝からアタマが重い理由
http://diamond.jp/articles/-/96908

何がなんでも休もうと意気込んでいませんか?完璧を求めているのなら諦めてください。
まずは「休めなくてもいい」と思いましょう。脳は天邪鬼です。そう考えたほうが、逆に深い休息が得られます。

あと1つ付け加えておけば、この休息法にはお金がかかりません。
「非日常をつくりだす」という意味では、豪華なリゾート地で過ごすことに似ていますが、消費や娯楽のうえに成り立つ一般的なバカンスとは、根本的に考え方が異なります。
「せっかく南の島でゆったりと過ごしたのに、休み明けに仕事に出たら、1日で疲れが元どおり…」なんてことはありませんか?一過性の解放感に浸って終わるのではなく、日常に戻ってからも幸福感が持続する状態を目指していきます。

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久賀谷 亮(くがや・あきら)

医師(日・米医師免許)/医学博士
イェール大学医学部精神神経科卒業。
アメリカ神経精神医学会認定医。アメリカ精神医学会会員。
日本で臨床および精神薬理の研究に取り組んだあと、
イェール大学で先端脳科学研究に携わり、
臨床医としてアメリカ屈指の精神医療の現場に8年間にわたり従事する。
そのほか、ロングビーチ・メンタルクリニック常勤医、ハーバーUCLA非常勤医など。

2010年、ロサンゼルスにて「TransHope Medical」を開業。
同院長として、マインドフルネス認知療法やTMS磁気治療など、
最先端の治療を取り入れた診療を展開中。
臨床医として日米で25年以上のキャリアを持つ。

脳科学や薬物療法の研究分野では、
2年連続で「Lustman Award」(イェール大学精神医学関連の学術賞)、
「NARSAD Young Investigator Grant」(神経生物学の優秀若手研究者向け賞)を受賞。
主著・共著合わせて50以上の論文があるほか、学会発表も多数。趣味はトライアスロン。


世界のエリートがやっている 最高の休息法

イェール大で学び、米国で18年診療してきた精神科医が明かす、科学的に正しい「脳の休め方」とは? 脳の消費エネルギーの60〜80%は、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)に使われています。これは、脳が意識的な活動をしていないアイドリング状態でも動いている脳回路。この回路が働き続ける限り、ぼーっとしていても、脳はどんどん疲れていくわけです。つまり、DMNの活動を抑える脳構造をつくり、脳にたしかな休息をもたらすことこそが、あなたの集中力やパフォーマンスを高める最短ルートなのです。

「世界のエリートがやっている 最高の休息法」

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