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プレゼンの上手な話し方

姓だけ名乗っていてはダメ!
プレゼンを印象付ける正しい「自己紹介」の仕方

福田 健 [C.N.S(株)話し方研究所会長]
【第5回】 2011年1月4日
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 プレゼンテーションのスタート時に、「自己紹介」はつきものである。自分が何者であるかも告げずに、プレゼンテーションする人はいないはずなのに、

・名乗らない
・通りいっぺんに、姓だけ告げる

 といった例は、決して珍しくない。

 「名乗らない」は、あがって忘れてしまったというケースか、油断して忘れているかである。「田中です」「渡辺です」と、一言いうだけですます人は、仕方なくか、あるいは単に形式上、名乗っているにすぎない。

 人との出会いにおいて、自己紹介の果たす役割は大きい。相手に親近感と安心感を与え、以後の話も好感を持って聞いてもらえるようになる。プレゼンテーションでは、長々と自己紹介をする必要はないが、手抜きをすべきではない。

 自己紹介の意義と役割を承知したうえで、キチンとした方法を心得ておこう。そうすれば、その時々の話の目的や状況に応じて手短にするか、丁寧にするか、度合いを加減すればよいからである。

スピーチにも応用できる「自己紹介」の基本型

 ここでは、以下の図に示した基本型について、解説を加えていく。基本型は広く、人前での話し方の基本としても当てはまるので、スピーチの際にも、使ってみてはどうだろうか。

(1)冒頭の「あいさつ」は、明るくさわやかに

 第一声であるから、明るくはっきりした声で、場に応じたあいさつを述べる。

 「おはようございます」
 「皆さん、こんにちは」
 「本日はプレゼンテーションの機会をいただきまして、ありがとうございます」

 などなど、さわやかな表情で明るく言うことだ。

 また、「あいさつ」の前後には間を取る。

・「あいさつの前」に、二、三秒の間

 これを「スタートの間」と呼んでいる。自分の気持ちを整え、聴衆の意識をこちらに向けさせるためのものである。

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福田 健 [C.N.S(株)話し方研究所会長]

1983年株式会社話し研究所を設立。2004年に会長に就任。「コミュニケーション」を軸にした講座、講演を企業、官公庁を中心に行い、話し方研究所でもセミナーを開催。主な著書に、『人を動かす会話術』『上手な「聞き方・話し方」の技術』などがある。


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