受験から入学まで200万円!大学進学を助ける奨学金最新事情大学受験から入学するまでにいくらかかるのか、保護者の方はきちんと把握していますか?

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私大生で200万円必要!

 大学入試センター試験も間近に迫り、いよいよ受験シーズンに突入する時期になってきた。この時期、大学受験生の保護者がすべき最も大事なことは、進学費用の準備だろう。

 大学受験から入学するまでの期間に、およそどれぐらいの出費があるのかご存じだろうか。

受験から入学まで200万円!大学進学を助ける奨学金最新事情受験関連費用の平均額は国公立、私立を問わず40万円を超える

 まず、出願が始まる1月から必要となる受験費用がある。検定料だけでも国公立大学の二次試験は1件1万7000円、私立大学は1件3万5000円程度が標準だ。このほか、受験会場までの交通費や、遠方の場合は宿泊費、スケジュールによっては滑り止め校への納付金が必要になる。

 日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査結果」(平成27年度)の調査によると、入学しなかった学校への納付金を含めた受験関連費用の平均額は、国公立大学進学者で42万4000円、私立大学文系進学者で41万5000円、私立大学文系進学者で44万4000円と、いずれも40万円を超えているという。