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田村耕太郎の「坂の上に雲はない!」

国会議員の当選回数を制限せよ
地元の冠婚葬祭は出入り禁止だ!

田村耕太郎
【第3回】 2011年1月21日
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日本政治はB級エンターテイメント!?

 日本の政治を変える提言として、今回は期数制限と冠婚葬祭への出入り禁止を挙げたい。期数制限で政治人生の尻を切られた政治家は加速して働くようになる。新陳代謝も進み、経済基盤がしっかりした政治家が増える。

   政治家の政治人生に制限をかけるのだから、その時間がさらに有効に活動できるようにすべきだ。そこで冠婚葬祭への出入り禁止だ。地元活動の制限で、政治家は政策に取り組む時間がさらに確保される。移動のコストや負担からも逃れられる。

 今の日本政治の扱いを海外から見ていると、まるで国民のガス抜き対象のB級エンターテイメントのようだ。知人の政治記者たちも「われわれは今や芸能記者とノリが一緒ですよ」と自虐的だ。しかし、これからの日本の政治がどういう舵取りをするかは、国民生活を確実にそして大きく直撃してくる。

  批判したり、無視を決め込んでも何も変わらない。それどころか更に悪い方向へ行ってしまう。今こそ有為な人材が思い切り活躍できる世界にしなければならないのだ。

最初から馬車馬のように!

  私が議員時代に異様に思ったのは、永年勤続表彰である。政治家の再就職の見事さを国費で表彰してどうするのか?政治家は在職時間で評価されるべきではない。その功績を図るなら、国益への貢献を成果とすべきだ。ここに日本政治固有の問題がある。

  私が、半世紀を超えて政権政党であった自民党の議員だった時代、議員の出世は年功序列の大企業サラリーマンと同じだった。1回生で国対で汗をかき、2回生で政務官になり、3回生で部会長や委員長になり、4回生で副大臣、5回生以上は党幹部や閣僚と。

  これは小泉政権が女性や民間人の登用で多少ぶっ壊してくれたが、後の政権で少しネジは巻き戻った。

 「最初から頑張ったって、出世は年功序列だ。最初から目立てば長老の反感を買って、出世に影響が出るよ。のんびりやりなさい」と先輩からよく注意されたものだ。

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田村耕太郎

エール大学、ハーバード大学元研究員。
世界で最も多くのノーベル賞受賞者を輩出したシンクタンク、ランド研究所にて唯一の日本人研究員を務めた。新日本海新聞社相談役。前大阪日日新聞代表取締役社長。国立シンガポール大学公共政策大学院元研究員。
‘02年から‘10年まで2期参議院議員を務める。その間、内閣府大臣政務官(経済財政・金融・地方分権・再チャレンジ各担当)、参議院国土交通委員長を歴任。
著書には『君は、世界を迎え撃つ準備ができているか?』『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』などがある。

 

 


田村耕太郎の「坂の上に雲はない!」

欧米だ、シンガポールだ、韓国だ、中国だ、そんなことを言っても、キャッチアップのモデルはもはや世界に存在しない。日本は日本の現状に合わせて自らをモデルチェンジするしかない。坂の上にもはや雲はない!

「田村耕太郎の「坂の上に雲はない!」」

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