ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
トンデモ人事部が会社を壊す

業務山積→ストレス増加の悪循環は「付箋に書くだけ」で脱出できる

山口 博
【第58回】 2016年11月29日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

ストレスチェックの期限が到来するが、本来目的であるストレスの軽減のためには、ストレッサーからの攻撃をまともに受けないことが肝要だ。業務山積という最もストレスを受けやすい状況から脱却する、誰でもできる簡単な方法がある。

外部環境が変わらなくても
自分でストレスを減らせる

 ストレスチェックの実施期限が11月末に到来するが、ストレスチェックを実施することがゴールではない。前回記事(「ストレスチェックを社員に押し付ける人事部の本末転倒」)で述べたように、ストレス状態を引き起こして蔓延させる元であるストレッサーを軽減したりなくしたりしていくことが大切だ。

やるべきことを整理するだけで、心理的ストレスは大きく軽減される。そのための簡単な、しかし大きな効果を得られる方法をご紹介しよう

 一方で、ストレスを受ける側が、ストレッサーからの攻撃をまともに受けないで、まさに受け流す手法を身に付けることも必要だ。

 最近依頼が増えているストレス解消スキルを向上させる演習プログラムの中で、参加者が役に立ったとフィードバックしてくれているプログラムには、「アクションプラニング」、「リアクション手法」、「誘導話法」、「ストレッサーのモチベーションエリアをふまえたコミュニケーション手法」などがある。

 アクションプラニングは、ビジネス目標の達成確度を高めるために用いられる、極めて重要なスキルだ。しかし同時に、自分自身の作業で着実にストレス度合いを軽減できる手法でもある。一見、相互に関係がなさそうだが、実は、アクションプラニングのやり方次第で、ストレス量が大きく変わるのだ。

 私が実施しているストレス解消にも役立つアクションプラニングの手法は、実にシンプルな方法だ。

 まずは明日1日、自分自身がアクションする内容を10件、3分間で付箋に書き出すことから始める。ポイントは3分以上かけないということだ。アクションプラニングをすること自体が目的ではなく、アクションすることが目的なので、プラニングには長い時間をかけない。慣れてくれば1分でできるようになる。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

山口 博

やまぐち・ひろし/慶應義塾大学法学部政治学科卒(サンパウロ大学法学部留学)、長野県上田市出身。国内大手保険会社課長、外資系金融保険会社トレーニング・シニア・マネジャー、外資系IT人材開発部長、外資系企業数社の人事部長、人事本部長歴任後、現在、コンサルティング会社のディレクター。横浜国立大学大学院非常勤講師(2013年)、日本ナレッジ・マネジメント学会会員。近著に『チームを動かすファシリテーションのドリル』(扶桑社、2016年3月)がある。

 


トンデモ人事部が会社を壊す

サラリーマンの会社人生のカギを握る人事部。しかし近年、人事部軽視の風潮が広まった結果、トンデモ人事部が続々と誕生している。あっと驚く事例をひもときながら、トンデモ人事部の特徴や、経営陣がすべき対処法などを探っていく。

「トンデモ人事部が会社を壊す」

⇒バックナンバー一覧