ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
ユニーク企業の仰天戦略

同僚に褒められたらお金がもらえる!?
寺田倉庫のユニーク制度

曲沼美恵 [ライター]
【第14回】 2016年12月5日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage
寺田倉庫で流通している「コイン」。左からドクロ、ブロンズ、シルバー、ゴールドで、コインの色によってもらえる金額が異なる
Photo by Toshiaki Usami

「えっ、ドクロのコインですか?」――。寺田倉庫を取材していたら、物騒な名前のコインが社内で流通していることがわかった。コインはどうやら、社内コミュニケーションのツールとして使われているようだ。しかも、コインの種類によってはその金額が精算され、金額も天井知らずという。いったい、どういう制度なのだろうか?

4種類の評価コイン、「ドクロ」はマイナス5000円!

 人事・総務担当執行役員の畑敬子さんによれば、導入したのは2013年からだという。

 「これが、そのコインです。『ゴールド』『シルバー』『ブロンズ』『ドクロ』の計4種類あります」

――それぞれに「Excellent!!(エクセレント)」「Great!(グレート)」「Good Job(グッド ジョブ)」などの文字も彫ってありますね。

人事・総務担当執行役員の畑敬子さん
Photo by T.U.

 「社長の中野はコイン好きなんですよ」

――コイン好き?

 「昼食の代金を支払うのも、券ではなくて、社内専用のコインなんです」

――なるほど。それで、このコインはどう使うんですか?

 「それぞれのコインに金額が設定されていまして、年2回、もらったコインの分の金額が精算されます」

――いくらくらい?

 「ゴールドが5万円、シルバーが1万円、ブロンズが5000円、ドクロがマイナス5000円。これを上司でも部下でも同僚でも、自分が渡したい相手に自由に渡していいんです」

――上司にドクロを渡してもいいんですか?

 「ええ。私もドクロをもらったことありますし。もらうと、その分、精算金額から1枚につき5000円分が引かれちゃうんです」

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

曲沼美恵[ライター]

1970年生まれ。大学卒業後、日本経済新聞社に入社。2002年からフリーに。近年はビジネス誌やウェブサイトで、ルポルタージュやインタビュー、コラム等を執筆。近著に『メディア・モンスター:誰が黒川紀章を殺したのか?』(草思社)がある。仕事に関する情報はブログでも紹介中。「ニュース」より「人」に興味あり。

 


ユニーク企業の仰天戦略

ユニークな商品・サービスを生み出している会社には、どんな経営者がいるのだろう?大企業には真似できない仰天の戦略でグローバル時代を生き残ろうと模索する、「小さな巨人たち」を追いかける。

「ユニーク企業の仰天戦略」

⇒バックナンバー一覧