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ずるい勉強法
【第7回】 2016年12月2日
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佐藤大和 [弁護士]

努力しなくても続けられる「やる気」がみなぎる方法

試験に合格するための勉強は長くても数年で終わります。人生において、常に結果を出すには、何十年も勉強をしていかなくてはなりません。当然、「やる気」は続きません。では、「やる気」という火を消さないためにはどうすればいいのでしょうか。発売即重版、2万部となった『ずるい勉強法』の第4章では、「やる気」を継続させていく方法を紹介します。

「やる気」とは、欲求を満たすためのものである

 「継続は力なり」と、よく言われます。続けていれば、いつかは目標を達成することができるはずなのです。しかし、わかっていても、人はこの「続ける」ということがなかなかできません。

 勉強を続けるためには、「やる気」が必要ですが、漠然と「やる気を出せ」と言われても、簡単に出せるものではありません。何らかのエネルギーが投入されて初めて、やる気に火がつくのです。

 そのエネルギーとは、何でしょうか?

心の奥底にある、人間の根本としての「欲求」です。

自分の欲求に向き合い、自分は何を求めているのか、何をしたいのかを明確にすると、人はその目標に向かって動くことができるようになります。

 たとえが古いのですが、蒸気機関車を思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。蒸気機関車は、石炭などの燃料を燃やし、その熱エネルギーの力で走ります。走り続けるためには、常に燃料を火にくべて、燃やし続けなければなりません。燃料を入れるのをやめると、機関車は止まり、動かなくなってしまいます。

 これと同じように、勉強を続けるためには常に原動力となる欲求を投入していく必要があるのです。

 どんなにきれいごとを言っても、そもそも人間は、欲求を満たすために生きています。

 みなさんも、お腹が空いたからご飯を食べ、眠いから寝て、遊びたいから遊んでいますよね。欲求を満たすことは、いわば人間の本能ともいえます。お腹が空いてどうしようもないときは、ほかのことが何もできず、何も考えられませんが、ご飯を食べ、空腹が満たされると満足し、次の行動に移れるようになります。

 本能的なものでなくても、「○○したい」という欲求は、自分をやる気にさせてくれます。さらにそこに「面白い!」「楽しい!」という感情が生まれれば、もっとやる気になり、努力しなくてもラクに続けていくことができます

 逆に、欲求のないものに対しては、やる気が起きません。「つまらない」「楽しくない」といったマイナス感情があると、どんどんやらなくなってしまいます。つらかったら続かないのは、当たり前のことです。

 かつては、無理をしてでも、歯を食いしばって続けることを強いるような「根性論」で勉強させられた時代もありましたが、そんな無茶なやり方では絶対に続きません。

 無茶にも「いい無茶」と「悪い無茶」があります。「悪い無茶」とは人から押しつけられ、いやいややらされることです。ブラック企業がいい例ですが、そのような状態に追い込まれたら、心も体もボロボロになってしまいます。

「いい無茶」とは、やる気に火がついて、睡眠時間を削ってでもやろうと思うような状態です。みなさんにも、心がワクワクドキドキして、「いつまででも続けていたい!」と思った経験はありませんか?自分の欲求と結びつき、楽しいと思うからこそやる気は生まれ、行動につながっていくのです。

 何もしたいことがない人は、「幸せになりたい」でもいいのです。そこから逆算して、「どうしたら幸せになれるのか」を考えてみましょう。

 日本人はとかく建前を意識して、なかなか本音を言わないものですが、恥ずかしさを捨て、自分の欲求と向き合うことが重要です。

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佐藤大和 [弁護士]

レイ法律事務所代表弁護士(東京弁護士会所属)
1983年生まれ。宮城県石巻市出身。高校時代、模試では偏差値30のダントツビリで落ちこぼれ。大学生になってから勉強に目覚め、2009年の司法試験に1回目で合格(民事系科目は上位5%以内で合格)。11年、弁護士となり、大手法律事務所を経て、14年4月、レイ法律事務所を設立し、経営者弁護士として、2016年1月には国内の法律事務所でTOP5%以内の事務所規模に成長させる。TBS「あさチャン!」、フジテレビ「バイキング」のコメンテーターのほか、NHK Eテレ「Rの法則」などに出演。フジテレビ「リーガルハイ」、テレビ朝日「グッドパートナー 無敵の弁護士」、日本テレビ「ヒガンバナ〜警視庁捜査七課〜」など数多くの人気ドラマの法的監修も手掛ける。15年9月には『ずるい暗記術 偏差値30から司法試験に一発合格できた勉強法』(ダイヤモンド社)を出版し、ニューヨークタイムズ、スウェーデンの新聞社など海外からも取材も受けるマルチ弁護士として活躍中。

 


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