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短答直入

旭化成社長 藤原健嗣
次世代事業の3チームが発足
15年に営業利益300億円へ

2011年2月3日
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Photo by Kazutoshi Sumitomo

──2010年度は、リーマンショックで落ち込んだケミカル事業が復活するなど、各事業が好調だ。

 上期の営業利益635億円は、半期ベースでは歴代2位の高水準で、少しでき過ぎだ。下期は慎重に見ていたが、思っていたほど(景況感は)悪くない。

 11年も、中国など新興国が引っ張る実需経済が続くだろう。そのあいだに、持っている技術や資産を活用して生き残れる体制に転換できるか、この1~2年が勝負だ。

──何をどう変えるのか。

 たとえば石油化学の汎用品はコスト競争力で新興国企業にかなわないといわれる。だが、世界トップになれば収益を確保できる。われわれがトップシェアを狙えるものでいえば、アクリロニトリル(アクリル繊維や合成樹脂の原料)を韓国で増産するほか、S‐SBR(省燃費タイヤ向けの合成ゴム)はシンガポールで新プラントを建設する。これらの分野には今後も積極的に投資していく。

 同時に、将来の主軸となる事業の育成を急ぐ。

──戦略事業として、ヘルスケアとエレクトロニクスの両分野に重点投資をしてきたが、特にヘルスケアで成果が見えない。

 医薬や医療関連の事業は足が長く、投資がなかなか損益に跳ね返ってこない。ただ、それは想定内で、3年後に花開けばよい。

 また、ヘルスケアとエレクトロニクスは、事業を拡大するに当たってM&Aがなじみやすい。自前での事業拡張に加え、他社との提携や買収を併用しながら、世界規模で事業を拡大する。両事業で、連結営業利益の3分の1は稼げるようにしたい。

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