倒産危険度ランキング2024&初公開!企業を倒産させた金融機関ランキング#60Photo:amtitus/gettyimages

メガバンクに地方銀行、第二地方銀行、信用金庫に信用組合――。全国472金融機関が、これまでどれだけメインの融資先企業を倒産させてきたのか?ダイヤモンド編集部の独自調査を初公開。特集『倒産危険度ランキング2024&初公開!企業を倒産させた金融機関ランキング』の#60では、第37弾として、広島県の金融機関を取り上げる。(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)

広島県でメイン先企業を最も倒産させてきた銀行は?
広島銀行、もみじ銀行が倒産させた企業は何社?

 広島銀行の親会社、ひろぎんホールディングス(HD)で同社初の女性執行役員が誕生した。4月1日付で執行役員サステナビリティ統括部長に就任したのは、木下麻子氏である。

 女性執行役員は、傘下の広島銀行でもこれまで例がなかった。しかも木下氏は生え抜きではなく、リクルートからの転職組だ。

 この人事の背景にあるのは政府の要請である。政府は東京証券取引所プライム上場企業に対して、2030年までに女性役員比率を30%以上にすることを求めているのだ。この役員には、取締役や監査役のほか、執行役員も含まれている。

 女性幹部の登用は、保守的なイメージの強い地方銀行業界においても焦眉の急となっているのだ。全国でも有力な地銀グループの一角である、ひろぎんHDに倣った人事は、今後近隣の地銀にも広がっていきそうだ――。

 経営危機に陥った企業が倒産するのか、それともしないのか。その際に重要な鍵を握るのがメインバンクとなる。

 メインバンクとは通常、貸出金のシェアが首位で、当該企業と長年にわたって親密な関係にある銀行のことを指す。ただ、企業側と銀行側で認識が異なっているケースもある。

 今後、倒産件数の増加と金融機関の融資姿勢が厳しくなることは必至とみられているが、どの銀行が今後、企業に厳しく臨むのか。それを知るには過去に注目するとよい。その銀行の将来の行動を最もよく表しているのは、口先のきれい事ではなく過去の行動なのだから。

 メガバンクに地銀、第二地銀、信用金庫に信用組合――。全国472金融機関が、これまでどれだけメインの融資先企業を倒産させてきたのか。ダイヤモンド編集部が独自に調査し、その結果をまとめた「企業を倒産させた金融機関ランキング」を初公開する。

 第37弾の今回は、広島県の金融機関を取り上げる。広島銀行、山口フィナンシャルグループ傘下のもみじ銀行のほか、広島信用金庫など信金も名を連ねた。

 ちなみに「企業を倒産させた社数が多い都道府県ランキング」は、下表の通りだ。地銀や信金、信組など主な金融機関の内訳も明記したので、ご覧いただきたい。

*「メインバンクとして倒産させた社数の合計」は2020年1月~23年11月の合計値で、ダイヤモンド編集部調べによる推計。負債総額1000万円以上、法的整理による倒産が対象。都道府県別の倒産社数の合計は、金融機関の本店所在地ベースで数えた。例えば、東京都に本社を置く企業が倒産してもメインバンクが埼玉県の銀行なら、埼玉県の倒産社数としてカウントしている。主な金融機関の内訳で省略した都市銀行は、東京都が3行、大阪府が1行。政府系金融機関二つと信託銀行1行、その他の金融機関(旧長期信用銀行)2行は、いずれも東京都

 ランキングは、これからも連日にわたって配信していく。全都道府県と全金融業態を網羅した完全版を含めて、さまざまな視点でお届けする予定だ。それでは早速、今回の広島県の結果を確認していこう。