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ずるい勉強法
【第8回】 2016年12月5日
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佐藤大和 [弁護士]

圧倒的に作業を短縮する時間術

人間に与えられたモノのなかで、絶対的に平等なのは「時間」です。「仕事が早い」「短時間で結果を出す」「いつも残業なしで帰る」なども、時間の使い方がうまいからです。そこにもまたノウハウがあり、3つの秘訣があります。『ずるい勉強法』の第5章では、短い時間で結果を出すための「時間術」を紹介します。

「時間術」とは長時間の作業を
精神的に短時間で行えるものである

 「すべての人間は平等である」という説があります。

 しかし、そうは言っても、現実的には多くのことが不平等です。生まれながらに財産を持っている人もいれば、格式の高い家柄に生まれた人、身体能力に優れた人など、個人個人に与えられているものは、決して平等とはいえません。

 ただし、そのなかで、絶対的に平等なものがあります。

 それは、「時間」です。

 時間は、この世に生きている人すべてに公平に与えられた物差しといえます。すべての人に平等だからこそ、時間の使い方が重要なのです。使い方次第で、あらゆるものごとの結果が大きく変わってきます

「なぜあの人は、短い時間で結果を出しているのか?」
「なぜあの人は仕事が早いのか?」
「なぜあの人はいつも定時に仕事を終わらせることができるのか?」

 みなさんも、周囲の人を見て、このように思ったことがあるのではないでしょうか。

 1日24時間という時間は同じなのに、結果に差が出てきてしまうのは、時間をいかに効率よく使うかという「時間術」にかかっています。

 私自身も、弁護士でありながら経営者でもあり、メディアにも出演しているため、日々やらなくてはいけない仕事が山のようにあります。時間を上手に使わなくては、すべてをこなすことはできません。そこで私は、いくつかの時間術を編み出しました。ただ単に時間短縮をするだけでなく、超効率的に作業を行うための時間術です。

 私が実践している時間術の秘訣は、以下の3つです。

 まず、「ラクしたい意識を持つ」ことです。

「ラクしたい」と思うことは、決して悪いことではなく、むしろ人間の本能です。掃除機や洗濯機などの電化製品が生まれたのも、すべてこの「ラクしたい」という意識があったからです。

 時間をかけて苦行のように取り組むことをやめ、ラクしたいという気持ちを極限まで膨らませると、作業にかける時間を短縮することができると同時に、より大きなパフォーマンスを生むことができます。

 2つ目は、「成功を習慣化する」ことです。

 最初の失敗は、どんな人にも大きなダメージを与えてしまいます。最初からハードルを上げず、成功できるレベルのことからコツコツやっていくのがポイントです。

 一見遠回りに見えるかもしれませんが、最初に挫折してしまうと、立ち直るまでに時間がかかるので、こちらのほうが結果的に近道になります。そして、この小さな成功の積み重ねが、やがて大きな成功をつかむチャンスとなるのです。

 成功が続けば、誰もがうれしく、楽しくなってきます。楽しいからこそ、また次のことに挑戦しようと意欲がわきます。このポジティブなサイクルが習慣になると、もっとラクに、時間をかけずに続けていくことができるのです。

 3つ目は、「集中力スイッチをつくる」ことです。

同じ1時間でも、集中して作業したかどうかで、時間の密度は変わり、結果も大きく変わってきます。一流のスポーツ選手のような「超集中モード」に入ることは難しいかもしれませんが、それに近い精神状態をつくる「集中力スイッチ」を自分なりに持ち、いつでもその状態に入れるようにすることが肝心です。

 このように、時間術を上手に利用することで、ほかの人に差をつけることができます。 エリートに勝つことができるのです。

 体感として10時間を1時間にすることも、不可能ではありません。

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佐藤大和 [弁護士]

レイ法律事務所代表弁護士(東京弁護士会所属)
1983年生まれ。宮城県石巻市出身。高校時代、模試では偏差値30のダントツビリで落ちこぼれ。大学生になってから勉強に目覚め、2009年の司法試験に1回目で合格(民事系科目は上位5%以内で合格)。11年、弁護士となり、大手法律事務所を経て、14年4月、レイ法律事務所を設立し、経営者弁護士として、2016年1月には国内の法律事務所でTOP5%以内の事務所規模に成長させる。TBS「あさチャン!」、フジテレビ「バイキング」のコメンテーターのほか、NHK Eテレ「Rの法則」などに出演。フジテレビ「リーガルハイ」、テレビ朝日「グッドパートナー 無敵の弁護士」、日本テレビ「ヒガンバナ〜警視庁捜査七課〜」など数多くの人気ドラマの法的監修も手掛ける。15年9月には『ずるい暗記術 偏差値30から司法試験に一発合格できた勉強法』(ダイヤモンド社)を出版し、ニューヨークタイムズ、スウェーデンの新聞社など海外からも取材も受けるマルチ弁護士として活躍中。

 


ずるい勉強法

社会に出て結果を出すためには、さまざまなハードルをクリアしなければいけません。社会に出れば、今までのような同学年を中心とした同世代だけとの争いではなく、社会に出ている人、全員がライバルになります。自分より頭のいい人や一流大学出身の人は、数多くいます。そんななか、社会で常に求められるのは、「結果を出すこと」です。そのためには、人生において大事な「学び方」を変えればいいのです。人生において大事な勉強だからこそ、うんとラクをしないと続けられません。そこで、「覚える→思い出す」の暗記術を社会に出てからも活かすのです。答えを暗記するこの方法は、社会に出てからのほうが効果的に使えます。そこで、新刊『ずるい勉強法 エリートを出し抜くたった1つの方法』より、社会で負けない勉強法を紹介していきます。

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