闇株新聞[2017年]
2016年12月9日公開(2016年12月9日更新)
バックナンバー 著者・コラム紹介
闇株新聞編集部

日露首脳会談で北方領土は1島も返ってこない!?
それでも「トランプ相場」による円安株高で
来年早々の解散・総選挙が見えてきた!闇株新聞が注視するトランプ効果の予期できぬ余波

12月15日、山口県長門市で日露首脳が開催されます。プーチン大統領の「引き分け発言」以降、領土等分案や2.5島返還論などが様々に取り沙汰され、莫大な経済援助と引き換えに「最低でも2島は返還される」気配がありましたが、米国次期大統領にトランプが当選したことで事態は一変、「領土はひとかけらも返還されず経済支援だけタダ盗りされそう」な状況であると、刺激的な金融メルマガ『闇株新聞プレミアム』が報じています。

ウリュカエフ経済発展相逮捕は
軍部からの無視できない圧力

 臨時国会が12月14日まで延長され、「TPP承認・関連法案」(参議院で審議しなくても12月9日に自然成立となりますが、何をいまさら?といったところです)、「年金改正法案」、「カジノ法案」などが大急ぎで成立されています。

 そうして12月15日の(あるいは16日も)日露首脳会談に臨むわけですが、北方領土交渉を巡る環境が、この1カ月で激変してしまいました。結論から言えば4島はおろか2島すら返還されません。

 11月15日には、日露経済協力のキーパーソンだったウリュカエフ経済発展相が収賄容疑で訴追されました。ウリュカエフ経済発展相は大統領訪日時に調印されようとしている日露協力案件の責任者でした。

 これは軍部など保守勢力によるプーチンへの圧力です。もともと軍部と保守勢力は強力な支持基盤であるため、さすがのプーチンも無視できません。

安倍トランプ会談がもたらした苦境
外務省の「確信犯」だった可能性も

 それに先立つ11月7日に安倍首相はトランプ次期大統領と、異例の就任前首脳会談を行いました。安倍首相は大統領選前の9月12日に訪米し、ヒラリーとだけ会談をしていました。それがまさかのトランプ当選となったので、慌てて会談を持って「挽回」したつもりでいたのかもしれません。

 しかし、これはリスクしかない愚行だったと強く感じます。来年1月20日の就任式までの米国最高責任者は(レームダックしているとは言え)オバマであり、それを完全に「ないがしろ」にしたことになるからです。性格からしてオバマの仕返しは陰湿でしょう。日露首脳会談に何らかの嫌がらせが入る可能性は十分にあります。

 こうした外交上の非常識を止めなかった外務省の失態は犯罪的ですが、この件に関しては「確信犯」だったかもしれません。世界にモメ事のタネを残しておくほうが外務省の活動場所を確保しておく「省益」に適うからです。

 次期米大統領がヒラリーになっていれば、米中接近を警戒したロシアが日本側に歩み寄ってくる可能性もありましたが、トランプになって米中は対立する構図になりつつあります。ロシアに領土問題で日本に譲歩する理由は、完全になくなってしまいました。

北方領土を諦めるのはまだ早い
トランプ効果から目を離すな!

 それでも官邸と外務省は、すっかり意味のなくなった経済協力だけを進めるつもりのようで、昨年末の慰安婦問題日韓合意のように「タダ取り」されて終わりとなりそうです。安倍首相もいつまでも外務省の口車に乗せられず、少しくらいは学習効果を発揮してもらいたいものです。

 ただ、12月15日の日ロ首脳会談で北方領土が「ひとかけら」も返ってこないことは明白であるものの、これを以って北方領土は諦めよというのではありません。トランプ新政権で米中間の緊張は間違いなく増大するため、中露関係や米露関係次第で対応策が見えてくるかもしれません。

 そして、日本の政局は「トランプ神風効果」による奇跡的な円安・株高を受けて、来年早々の解散・総選挙の下準備に入っているようです。本来はそれに(少なくとも)2島返還の方向が見えるところまで期待していたはずですが、それがなくとも強行すると考えます。

 トランプ新大統領就任で、どこにどんな効果(あるいは余波)が出てくるのか考えを巡らせ、見極める必要があります。この続きは金融メルマガ『闇株新聞プレミアム』で議論していく予定です。

本連載は金融・経済のプロも愛読し”ネタ元”にしていると評判の刺激的な金融メルマガ『闇株新聞プレミアム』で配信された記事から、一部を抜粋・編集の上お送りしています。メルマガにご登録いただくと、政治経済や金融の話題を中心に、歴史文化や娯楽まで他のメディアでは決して読めない、濃くて深くてためになる記事が、毎週1回5本程度の本編と付録、番外編、速達便がお読みいただけます。日々のニュースを読み解くセカンドオピニオンとしてご活用いただければ幸甚です。
 

闇株新聞PREMIUM

闇株新聞PREMIUM
【発行周期】 毎週月曜日・ほか随時  【価格】 2,552円/月(税込)
闇株新聞PREMIUM 闇株新聞
週刊「闇株新聞」よりもさらに濃密な見解を毎週月曜日にお届けします。ニュースでは教えてくれない世界経済の見解、世間を騒がせている事件の裏側など闇株新聞にしか書けないネタが満載。
お試しはコチラ

 

DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

●DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)とは?

金融・経済・ビジネス・投資に役立つタイムリーかつ有益な情報からブログに書けないディープな話まで、多彩な執筆陣がお届けする有料メールマガジンサービス。
初めての方は、購読後20日間無料! 


世の中の仕組みと人生のデザイン
【発行周期】 隔週木曜日  【価格】 864円/月(税込)
世の中の仕組みと人生のデザイン 橘 玲
金融、資産運用などに詳しい作家・橘玲氏が金融市場を含めた「世の中の仕組み」の中で、いかに楽しく(賢く)生きるか(人生のデザイン)をメルマガで伝えます。
お試しはコチラ

堀江 貴文のブログでは言えない話
【発行周期】 毎週月曜日、水曜、ほか随時  【価格】 864円/月(税込)
堀江 貴文のブログでは言えない話 堀江 貴文
巷ではホリエモンなんて呼ばれています。無料の媒体では書けない、とっておきの情報を書いていこうと思っています。メルマガ内公開で質問にも答えます。
お試しはコチラ

 

Special topics pr


ZAiオンラインPickUP
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き その 【株主優待】最新の株主優待情報更新中! アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは?
ランキング
1カ月
1週間
24時間
じぶん銀行住宅ローン 「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証  アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!


 

12月号10月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!


【株で資産倍増計画![2018年版]】
1億円に早く近づく厳選56銘柄を公開
億超え投資家資産倍増の極意
・今後1年の日経平均の高値&安値を大予測
プロが提言! 2018年に日本株を買うべき理由! 
・変化の追い風を先読み! 新デフレ&新興国株
・好業績&割安! 上方修正期待株&成長割安株
・第4次産業革命! 独自技術を持つ部品株
新iPhone上がる株 25
利回りが大幅アップ!「長期優遇あり」の優待株
・今買うべき新興国株投資信託ベスト25
ネット証券のサービスを徹底比較! 
・怖いのは死亡・入院だけじゃない!
「働けない」を 助ける保険! 
iDeCo個人型確定拠出年金老後貧乏脱出!

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! 新築マンションランキング