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いつもと違う痛みは神経内科へ
中高年男性と頭痛の危険な関係

監修 作田 学(杏林大学医学部第一内科客員教授/日本赤十字医療センター神経内科)

井手ゆきえ [医学ライター],-週刊ダイヤモンド編集部-
【第32回】

 このところ頭の両側がズキンズキンと締め付けられるように痛いDさん、46歳。今朝は駅の階段を駆け上がった拍子に、キーンとした痛みに襲われた──。

 頭痛には○○。たいていの人が○○に市販薬の名前を入れるだろう。診療科名なら内科だろうか。しかし、正解は「頭痛には神経内科」。特に中高年の頭痛は重大な病気の兆候である場合が珍しくない。特に今まで経験したことがない頭痛は「一発勝負」で重大な病気かどうか診断してもらう必要がある。市販薬で時間をムダにする前に専門医に診せるべきだろう。

 中高年男性が気をつけたい急性頭痛のナンバーワンは、「高血圧性頭痛」。血圧の上昇に伴って生じる頭痛で、一般に収縮期血圧(上の血圧)が200を超えると、両側頭部に脈拍に同調したズキンズキンという痛みが生じる。そして拡張期血圧(下の血圧)が110を超えると、今度は頭の後ろに板を張ったような重い頭痛になることが多い。

 また急な動作やセックスの最中にも激しい頭痛が生じる。特に、射精時にキーンとした頭痛が起こるようなら高血圧性頭痛を疑い、すみやかに降圧治療を受けること。重症化すると頭痛どころか、嘔吐や意識障害を起こすことがある。

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井手ゆきえ [医学ライター]

医学ライター。NPO法人日本医学ジャーナリスト協会正会員。証券、IT関連の業界紙編集記者を経て、なぜか医学、生命科学分野に魅せられ、ここを安住の地と定める。ナラティブ(物語)とサイエンスの融合をこころざし、2006年よりフリーランス。一般向けにネット媒体、週刊/月刊誌、そのほか医療者向け媒体にて執筆中。生命体の秩序だった静謐さにくらべ人間は埒もないと嘆息しつつ、ひまさえあれば、医学雑誌と時代小説に読み耽っている。

 

週刊ダイヤモンド編集部


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