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懐かしの「キンケシ」「ビックリマン」が大人気に!
企業が続々発売する“復刻版”がいま熱いワケ

岩崎剛幸 [船井総合研究所 上席コンサルタント]
【第56回】 2011年2月21日
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 先日、あるニュース番組の取材で「復刻版」について話をする機会がありました。

 最近、創業当時のラベルや形、味、内容を再現した「復刻版商品」をよく目にします。なぜこれほど復刻版が世の中にでてきたのか、その秘密を探りたいというものでした。

 あらためて私たちのまわりを見ていると、たくさんの復刻版商品が発売されていることに気づかされます。

 なぜ今、復刻ブームなのでしょうか。

 今回は、復刻版の人気の背景と現状、そしてこれからヒットを生み出すためのマーケティングのポイントについてお伝えします。

情報・モノが溢れる時代に
復刻版が人気を集める理由

 復刻版人気の背景を探るには、売り手側と買い手側の両面を見る必要があります。

 2011年に入り、景気が上向きかけているという話も聞きますが、まだまだ本格的な景気回復には至っておらず、売上を上げるのに苦戦している企業も多いのが現状です。

 ヒット商品をなかなか出せずにいる状況が続いている企業は、なんとかヒットにつなげようと、様々な商品を世の中に発信してきました。

 一方、買い手である消費者は、テレビや雑誌だけでなく、WEBやツイッター、フェイスブックなどを通じて、たくさんの情報に接するチャンスが増えました。しかし、情報過多の状態に陥り、その中から何が自分にとって必要なものなのかを判断することが非常に難しくなりました。

 つまり、売り手も買い手も、「拠りどころ」がなくなってしまってきているのです。(参照;「ブランディングナビ」

 何を基準にして作ればいいのか。
  何を基準にして買えばいいのか。

 それが分からないのです。

 拠りどころがなければ、モノを作って売るのも、そのモノを見て購入するのも難しくなります。できれば何かモノサシが欲しい。そこで、そのモノサシの1つとして、過去にヒットした商品の実績を参考に、復刻版商品を販売。すると、それがあらためて人気になった、というのが復刻版商品の人気が生まれた大きな背景です。

 では、どのような商品が復刻版として売り出されているのでしょうか。

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岩崎剛幸 [船井総合研究所 上席コンサルタント]

平成3年、株式会社船井総合研究所入社。現在、同社、上席コンサルタント。「戦略は思いに従う」を信条にファッションを専門分野として、現在では百貨店、アパレルメーカー、SPA専門店を中心としたアパレル、流通小売業のコンサルティングに従事している。現場支援と通算2,000回を超える講演活動により、情熱に満ち溢れた企業づくりにまい進している。テレビ出演、雑誌、新聞などへの執筆も数多く、コメンテーターとしての活動にも注目が集まっている。この数年のコンサルティングテーマは「永続するための企業ブランド戦略づくり」。社員が誇れる会社を作るためのコンサルティングに全力を注いでいる。
最新著の『超繁盛店のツボとコツがゼッタイにわかる本』や『コンサルタントの「お仕事」と「正体」がよーくわかる本ー本当のところどうなの? 本音がわかる! 仕事がわかる!』(共に秀和システム)などがある。

【関連サイト】「丸の内ではたらく情熱コンサルタントのブログ」


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