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カゼには薬より「おばあちゃんの言い伝え」が一番な理由

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【第24回】 2016年12月21日
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空気が乾燥して、ウイルスが活発化しやすいこの季節。空気が乾燥すれば喉や鼻の粘膜を防御する力が落ち、ウイルスに感染しやすくなる。みなさんは、体調管理に気を付けているか?

朝晩の冷え込みが冬の到来を感じさせる季節。朝から「ノドがイガイガするなぁ…」と感じていた中澤(45才男性、仮名、敬称略)は、会社で昼食を摂る頃には身体がだるく熱も出てきたため、午後からのオペレーションを部下に任せて早退することにした。(「リスク対策.com」誌2015年11月25日号掲載の記事を再掲したものです)

 「カゼひいたかな…」、帰宅途中に近くのクリニックを受診し、受付をして待合室で診察の順番を待っている間、ふと目の前に置かれていた一冊の本に目がとまった。どうやらお医者さんが書いた本らしい。

 表紙には「カゼにまつわるmyths」と書かれており、おもむろに手にとってページをめくり始める。「ところでmythsってなんだっけ?」中澤がスマートフォンで調べると「神話、作り話、根拠の薄い社会的通念、mythの複数形」とのことであった。その本には以下のようなことが書かれていた。


「抗生物質を処方してください」

 患者から、こんな注文を受けることがありますが、残念ながら、カゼに抗生物質は無効です。

 抗生物質はいわゆるバイキン(細菌のこと)をやっつける薬です。カゼは細菌(バイキン)ではなくウイルスによっておこる病気ですから抗生物質は全く効果がありません。

 効かないばかりか悪いこともあります。人間の体内にはもともと共存しているバイキン(常在菌と呼びます)がいて、大切な働きをしています。抗生物質はこれら常在菌も全てやっつけてしまうので、副作用として余計に体調を崩したりします。

 また、中途半端に安易に抗生物質を使うことによって将来的に抗生物質の効かない細菌(耐性菌)を作り出してしまいます。カゼには抗生物質は処方しません。

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