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インフルエンザのワクチン接種、今年は年内に行うべき理由

井手ゆきえ [医学ライター]
2016年12月16日
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この冬のインフルエンザは立ち上がりが早く、例年より1ヵ月ほど早い11月中旬に「流行期」に入った。地域の保健所、医療機関は病院が休む年末年始に患者が増加するのではと警戒している。人混みではマスクをつけて、手洗い、うがいを励行すること。救急に駆け込む「flu(インフルエンザ)正月」は避けたいが、帰省や旅行で遠出する方は万一に備えて、移動先の休日・夜間診療所と救急外来の連絡先を確認しておこう。(医学ライター 井手ゆきえ)

例年よりも
1ヵ月早く流行のピーク!?

 流行期入りは定点観測地点になっている医療機関で、インフルエンザと確定診断された患者が1週あたり1人以上を超えた時点を指す。10人を超えると「インフル流行注意報」が発令。

 流行期入りから注意報までの期間は2~3週間ほどで、さらに30人を超えると「インフル警報」に切り替わる。例えば、東京都は11月14~20日時点で「流行期」入りが確認された。このため、例年より1ヵ月早い12月下旬~1月上旬にかけて流行のピークがくるのではと警戒されている。

年末年始は診療所もお休み
12月中にワクチン接種を

 年末年始は医療機関も休みに入るため、地域の医師会による夜間・休日診療所や救急外来を頼るしかない。混雑が予想されるので、小さい子供や高齢者がいるご家庭は万が一の「重症化」を防ぐために12月中にインフルエンザワクチンを接種しておきたい(任意接種)。

 ただし、ワクチンが効果を発揮するのは接種2週間を過ぎたころから。この間に感染しては元も子もないので、マスクと手洗いを忘れずに。ワクチンの効果は接種回数にもよるが3ヵ月~半年間は続く。1シーズンの流行をやり過ごすには十分だ。

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井手ゆきえ [医学ライター]

医学ライター。NPO法人日本医学ジャーナリスト協会正会員。証券、IT関連の業界紙編集記者を経て、なぜか医学、生命科学分野に魅せられ、ここを安住の地と定める。ナラティブ(物語)とサイエンスの融合をこころざし、2006年よりフリーランス。一般向けにネット媒体、週刊/月刊誌、そのほか医療者向け媒体にて執筆中。生命体の秩序だった静謐さにくらべ人間は埒もないと嘆息しつつ、ひまさえあれば、医学雑誌と時代小説に読み耽っている。

 


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