「家飲み」でも太る人、「深夜メシ」でも太らない人の違い

歳を重ねてくると、ちょっとした油断で体重はすぐに増加しがちです。「家飲み」なら飲み過ぎないから安心、という思い込みも、油断につながりかねません。『ビールを飲んでも飲んでも腹が凹む法』(三笠書房)著者のダイエットコンサルタント・小林一行氏に太らない飲み方の注意点をレクチャーしていただきましょう。

なぜ「家飲み」で
太ってしまうのか?

 飲み会はほとんどなし。普段はもっぱら家で「晩酌」という人も多いでしょう。晩酌ならば、お酒の量も少なくなると思いきや、実は日課になっていて、肥満に悩んでいる人も多いのです。

「家飲み」で太ってしまう理由は何でしょうか?

 太る原因が「お酒そのもの」ではないことは、第1回で説明した通りです。

 しかも、家で泥酔するほど大量に飲む人は稀でしょうから、お酒の量が影響していることもほとんどないといえるでしょう。

 では、家飲みの何が、太る要因を作りだしているのか? 晩酌のときの様子をよく振り返ってみてください。

 まず気にすべきは、飲んだあとにご飯(お米)を食べることです。

 飲んだあと、もしくは飲みながら、ご飯を食べてはいませんか?

 これがあなたを太らせている最大の原因です。

 お酒を飲むと、肝臓はアルコールの分解を優先させるために、本来、肝臓の持っている機能である「糖質を貯蔵する仕事」を休止します。