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三谷流構造的やわらか発想法

SFに学ぶAI「シンギュラリティ」の超え方(上)

三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]
【第155講】 2017年1月5日
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AIがヒトを超越するシンギュラリティ。まずはアルファ碁から

 最近、ビジネス界をもっとも賑わせているのはAI(人工知能)の活用でしょう。新聞を開いても毎日必ず、そういう見出しが目に入ります。2016年12月24日前後だけでも、

・ザッカーバーグ(Facebook創業者)が家庭用AIを完成
・デンソーとNECが提携し自動運転技術にAI活用
・富士通がAI・IoTの支援組織に3000人投入
・「AIによる大規模失業に対策を」オバマ政権が報告書

 と盛り沢山。AIが家庭に入るぞ、自動車も運転するぞ、なんにでも入れるぞ、そうするとヒトのやることがなくなるぞ、といった具合です。

2016年はAIの年でした。

 5月には、Googleが生んだアルファ碁が人類最高のプロ囲碁棋士 李世ドル(イ・セドル、ドルは石かんむりに「乙」)九段を4対1で破り、世界を驚かせました。

 李世ドルが唯一勝利した第4局は、彼が「神の一手」と称される強手(白78手目)によってアルファ碁を「生きるか死ぬかの局面に誘導」し、優劣が判断しがたい「難解な碁」としたことで、生まれました。

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三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]

1964年大阪生まれ、福井育ち。小1のとき読書と読みかじりを人に教える快感に目覚め、駿台予備校では教えることの技術に衝撃を受ける。東京大学 理学部物理学科卒業後19年半、BCG、アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。2003年から06年までアクセンチュア 戦略グループ統括。途中、INSEADでMBA修了。
2006年から教育の世界に転じ、社会人教育と同時に、子どもたち・親たち・教員向けの授業や講演に全国を飛び回る。「決める力」「発想力」と「生きる力」をテーマに毎年8000人以上と接している。現在K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 主任教授(MBAプログラム)の他に、早稲田大学ビジネススクール、グロービス経営大学院、女子栄養大学で客員教授、放課後NPO アフタースクール及びNPO法人 3keys 理事を務める。永平寺ふるさと大使。
著書多数。『一瞬で大切なことを伝える技術』(かんき出版)は啓文堂書店2012ビジネス書大賞、『経営戦略全史』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)はダイヤモンドHBRベスト経営書2013第1位、ビジネス書大賞2014大賞、『ビジネスモデル全史』(同)はHBRベスト経営書2014第1位となった。
HPは www.mitani3.com

 

 


三谷流構造的やわらか発想法

発想法ってなんのために存在するのでしょう? ヒトと違うアイデアや答えを出すためです。統計的に有意な戦略なんて、定義により無価値ですし、統計的に正しい発想法なんてあるわけがありません。発想に「普遍性」や「高確率」を求めるなんてそもそも矛盾しているのです。発想法も、然り。これまでと違うものを生み出すには、新しい発想法がいま求められているのです。

「三谷流構造的やわらか発想法」

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