佐藤 その通りですね。山口先生とも、共通の知人を通して出会ったからこうやってお仕事させていただいているわけですし、お話を伺うことが勉強になり、刺激になっていると感じています。

山口 私も同じです。あと、もう一つ思うのは、学生時代の勉強だときっちりギブアンドテイクを考えるところがあって、これだけの時間を割いた分、これだけの効率を得る、みたいなのがはっきりしていますよね。もちろん効率は大事だけれど、社会に出てからは、ギブアンドテイクはある程度はずしていいと私は思うんです。佐藤先生はギブしてばかりなんじゃないですか?

佐藤 確かに。無意識にですが、そうしていますね。

山口 でも、実はそういうモデルのほうが成功するというのが、スタンフォード大学の教えにあるんです。目標を長期的に持って短期的に人に与えると、最終的には何らかの形で返ってくるそうですよ。

佐藤 なるほど。やはり、社会に出てからは形の決まっていない、いろいろな勉強を取り入れていくべきですね。今日は興味深いお話をありがとうございました!