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スピード経理で会社が儲かる
【第6回】 2017年1月26日
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前田康二郎

社長が数字を押さえるべき「2つの理由」

「数字は大事」といわれますが、なぜ大事なのかを考えたことはありますか?

社長(経営者)にとって、数字を押さえておくべき理由は2つあります。

経理のプロフェッショナルであり、最新刊『スピード経理で会社が儲かる』の著者、前田氏がその詳細を語ります。

社長、数字の「なぜ」に答えられますか?

 社長が数字を押さえておくべき理由。皆さん、何だと思いますか?その理由は次の2つです。

前田康二郎(まえだこうじろう)
1973年生まれ。学習院大学経済学部卒。
レコード会社など数社の民間企業で経理・総務業務を行い、大手PR会社では経理部長としてIPOを達成。その後中国へ赴任し、現地社員への管理業務の指導等を経て独立。
独立後は、黒字会社を中心に経理業務の受託を行っていたが、携わる会社がことごとく急成長を遂げる。その理由を観察・分析し、「黒字会社・黒字社員の習慣」をまとめる。そしてそのメソッドを、赤字で苦しむ製造業の会社で実践。経理部長代行として、毎月10営業日訪問し、経理を通した組織改善を進める。
結果、わずか1年で5000万円の営業赤字が5000万円の営業黒字に反転し、1億円の利益改善に成功。その後も2期連続で黒字を達成し会社を軌道に乗せ、金融機関の与信ランクも回復させた。
現在は「フリーランスの経理」として、製造業やサービス業など幅広い業種を対象に、3~7社の業務を常時並行して行っている。黒字会社のさらなる黒字化のアドバイスに加え、赤字体質の会社への社員指導、利益を生む組織改善の提案にも定評がある。

(1)赤字にしないため
 (2)外部の第三者から聞かれるため

 赤字にしないため、というのは言わずもがなでしょう。

 問題は2つ目の外部から尋ねられるという点。これは、銀行や投資家から「なぜ」を繰り返し質問されるからです。

 黒字の原因は何だと聞かれたら、経営者なら想像して答えられるでしょう。また、黒字の要因は1つではなく、いくつもある可能性があります。尋ねる側も、ある程度の理由が把握できればそれほど深追いはしません。

 しかし、赤字の場合は別です。確実に「数字が下がった客観的な理由」があるからです。

 人件費が増えた、競合他社に顧客が流れた、クレームが増えたetc。

 さまざまな理由が必ずあります。

 それを外部の人が質問をして、経営者が答えられない場合、外部の立場からすれば、「経営者が会社を正確に統括しきれていない」「こんな調子では黒字に立て直すのは無理ではないか」という印象を抱きます。

 そのように思われないように、経営者は悪い数字の原因は何であったのか、それは改善の余地があるのか、あるとしたらどうすればよくなるのかを具体的に知っておくべきなのです。

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    前田康二郎(まえだ・こうじろう)

    1973年生まれ。学習院大学経済学部卒。
    レコード会社など数社の民間企業で経理・総務業務を行い、大手PR会社では経理部長としてIPOを達成。
    その後中国へ赴任し、現地社員への管理業務の指導等を経て独立。独立後は、黒字会社を中心に経理業務の受託を行っていたが、携わる会社がことごとく急成長を遂げる。その理由を観察・分析し、「黒字会社・黒字社員の習慣」をまとめる。
    そしてそのメソッドを、赤字で苦しむ製造業の会社で実践。経理部長代行として、毎月10営業日訪問し、経理を通した組織改善を進める。結果、わずか1年で5000万円の営業赤字が5000万円の営業黒字に反転し、1億円の利益改善に成功。その後も2期連続で黒字を達成し会社を軌道に乗せ、金融機関の与信ランクも回復させた。
    現在は「フリーランスの経理」として、製造業やサービス業など幅広い業種を対象に、3~7社の業務を常時並行して行っている。黒字会社のさらなる黒字化のアドバイスに加え、赤字体質の会社への社員指導、利益を生む組織改善の提案にも定評がある。
    著書に『スーパー経理部長が実践する50の習慣』『職場がヤバい! 不正に走る普通の人たち』(以上、日本経済新聞出版社)、『1%の人は実践しているムダな仕事をなくす数字をよむ技術』(クロスメディア・パブリッシング)などがある。
     


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