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孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごいPDCA
【第2回】 2017年2月10日
著者・コラム紹介バックナンバー
三木雄信

ソフトバンクだけが多角経営で
「勝ち組」になれた秘密とは?

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わずか30数年で8兆円企業を誕生させたソフトバンク。なぜソフトバンクにはそれが可能だったのか。それは、PDCAを超スピードで回す「高速PDCA」の手法があったからだ。
9年にわたり孫社長の右腕として活躍した元ソフトバンク社長室長・三木雄信氏の話題の本『孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごいPDCA』から一部抜粋して紹介する。

なぜどんな事業でも、成功しやすいのか?

 何か新しいプロジェクトを始めるとき、多くの会社では、綿密に計画を練り上げ、「これならいける!」と社内で了解された、たった1つの計画を実行します。これは、リスクを最小限に減らすためのプロセスと言えるでしょう。

 でも、その結果、どうなるか。

 うまくいかず、また次の方法を考えるというケースが大半です。
失敗する原因は、「これならいける!」の判断基準が過去の経験に基づいているからです。

 新しい顧客を開拓すると決まったとき、10年前にトップ営業マンとして活躍した人からこんなアドバイスをもらったとします。

 「営業というのは人と人のつながりだから、電話やFAXではなく、まずは相手のところに足を運んで、顔を見て会話すべきだ。メールなんかもってのほかだぞ」

 本当にそうでしょうか。ITが発達した時代にメールを使わないのはなぜでしょうか。人によっては、メール以外は受け付けないということもあるかもしれません。

 過去の経験にこだわるあまり、かえってリスクが高まってしまう。多くの会社で同じような状態にあるのではないでしょうか。

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三木雄信

1972年、福岡県生まれ。東京大学経済学部卒業。三菱地所㈱を経てソフトバンク㈱に入社。ソフトバンク社長室長に就任。孫正義氏のもとで、マイクロソフトとのジョイントベンチャーや、ナスダック・ジャパン、日本債券信用銀行(現・あおぞら銀行)買収、およびソフトバンクの通信事業参入のベースとなった、ブロードバンド事業のプロジェクトマネージャーとして活躍。また、一連の事業を通して「高速PDCA」の土台を構築する。
2006年に独立後、ラーニング・テクノロジー企業「トライオン株式会社」を設立。1年で使える英語をマスターするOne Year English プログラム〈TORAIZ〉を運営し、高い注目を集めている。
自社経営のかたわら、東証一部やマザーズ公開企業のほか、未公開企業の社外取締役・監査役などを多数兼任。プロジェクト・マネジメントや資料作成や、英語活用など、ビジネス・コミュニケーション力向上を通して、企業の成長を支援している。
多数のプロジェクトを同時に手がけながらも、ソフトバンク時代に培った「高速PDCA」を駆使し、現在は社員とともに、ほぼ毎日「残業ゼロ」。高い生産性と圧倒的なスピードで仕事をこなし、ビジネスとプライベートの両方を充実させることに成功している。
 


孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごいPDCA

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長年、ソフトバンク孫正義社長のハードな要求、すなわち「むちゃぶり」に答えてきた著者が、具体的にどうPDCAを回すことで、すぐれた仕事をしてきたのか、そのためのノウハウを紹介します。

「孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごいPDCA」

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