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儲かる会社は人が1割、仕組みが9割
【第3回】 2017年3月10日
著者・コラム紹介バックナンバー
児島保彦

注意されても、92%の社員は行動を変えられない!

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多くの人間は楽をしたいと思うもの。何度注意されても、ほとんどの人は行動を改善できない。しかしそれでは、会社の利益がどんどん社外へ流出してしまう。社員にやるべきことをやらせるには、どうしたらいいのか――『儲かる会社は人が1割、仕組みが9割』の著者・児島保彦氏に、その秘訣を聞いた。

結果をしつこくチェックしなければ
意味がない

 人間は必ず「楽をしよう」と考えるものです。それが仕事の効率化につながるのなら大いに結構ですが、どうしても「手抜き」や「さぼり」につながってしまいます。気がつけば当たり前のことまで、やらなくなってしまうものです。

 これは「いい人材はいないのだから仕方がない」ですますわけにはいきません。そこで確実に会社の利益が漏れていくからです。

 では、どうしたらよいでしょうか? 私も脅したりすかしたり、話法を変えてみたり、理論武装したり、あらゆることをやってみましたが、結果は同じでした。「わかっちゃいるけど、やらない」のです。あるいは「言われた直後はやるけれど、すぐに元に戻ってしまう」のです。

 社員が当たり前のことをやらない、続かない原因は、「継続させる」ための知恵や工夫を、社長が実行していないことに尽きます。やるべき課題を与えるだけではダメなのです。社員を動かす決め手は、「やったか」「やったか」と繰り返し問い続けることです。

 行動計画を立てることは、どの会社もやっているでしょう。しかし、この「やったか」「やったか」を、徹底的に追求する会社は少ないのです。

 重要なポイントは、ことあるたびに繰り返し忍耐強く、やるべき課題について「やったか」「できたか」とチェックすることです。

 社長は「わかっているはず」あるいは「わかってくれている」といった甘い思い込みを捨ててください。やらないのが当たり前なのです。小学生の母親のように、「宿題はやったのか?」「宿題をすませてから遊びに行きなさい」と、毎日チェックすることです。

 「やったか」「やったか」を、社員が最後には「やるしかない」「やらなきゃいけない」と思うまで、繰り返すのです。

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児島保彦(こじま・やすひこ)

経営コンサルタント・中小企業診断士。1937年、長野県千曲市生まれ。1961年、早稲田大学商学部卒業。住友大阪セメント常務取締役、オーシー建材工業社長を歴任し、赤字会社を半年で黒字に転換。退任後65歳で経営コンサルタントとして独立し、有限会社祥を設立。 社長時代の経験から「会社は当たり前のことを当たり前にできれば、必ず利益は出る」ことを確信し、『プラス思考の社長学“当たり前”から始めてみよう!』(同友館)を出版。人材不足の中小企業に特化したコンサルティングで圧倒的な支持を受ける。 多くのクライアントの中には、大阪北新地の老舗ラウンジクラブoggi(オジ)もあり、夜の苛烈なクラブ経営のノウハウを昼間の経営の新しいヒントにしている。『ナイトクラブの経営にみる究極のサービス』(星雲社)、『本当は面白い戦略的出世術』(同友館)を出版。 71歳のとき、小妻清ホールディングスの社長に出会い、人材に頼らなくても今の社員で利益を倍増する仕組みを創り出し、実績を上げる。80歳を前にして、独立時に掲げた「サラリーマン時代の生涯年収を稼げるコンサルタント」を達成する。 三井住友銀行グループSMBCコンサルティング、日本経営合理化協会、大阪商工会議所他講師を歴任。清泉女学院短期大学兼任講師、信越放送「儲かる会社の必勝法」のコメンテーター。

ウェブサイト:https://www.sho-ltd.com/kojimayasuhiko

 


儲かる会社は人が1割、仕組みが9割

「いい人材」は幻想にすぎない。優秀な人なんて、ほとんど存在しないのだ。ならば、「人材に頼らない経営」をするしかない。発想を切り替えれば、気づかぬうちに漏れていた利益が会社に残るようになる。

「儲かる会社は人が1割、仕組みが9割」

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