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マレーシア大富豪の教え
【第4回】 2017年4月20日
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小西史彦

ビジネスにおいて、
解決不能な問題はない。
マレーシア大富豪の教え

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NHKやテレビ東京、日経産業新聞などで話題の「マレーシア大富豪」をご存じだろうか? お名前は小西史彦さん。24歳のときに、無一文で日本を飛び出し、一代で、上場企業を含む約50社の一大企業グループを築き上げた人物。マレーシア国王から民間人として最高位の称号「タンスリ」を授けられた、国民的VIPである。このたび、小西さんがこれまでの人生で培ってきた「最強の人生訓」をまとめた書籍『マレーシア大富豪の教え』が刊行された。本連載では、「お金」「仕事」「信頼」「交渉」「人脈」「幸運」など、100%実話に基づく「最強の人生訓」の一部をご紹介する。

人生とは「想定外」のものである

 私は、平凡だからこそリスクを取るべきだと考えています。
 ただし、無謀なリスクを衝動的に取るようなことをしてはいけない。しっかりと自分の頭でリスクを量って、命までは取られない範囲でリスクを取らなければなりません。これが大鉄則です。

 とはいえ、人生には想定外のことが起きるものです。
 どんなに事前にリスクを量っても、そのとおりにいくなどということはありえない。いや、むしろ、「想定外」のことが起きるのが人生である、というのが正しいでしょう。特に、若いころは経験値がないからなおさら危うい。私も、ずいぶんと「想定外」の出来事で痛い目にあいました。

 私は、日本を飛び出してわずか2ヶ月で解雇の憂き目(うきめ)にあったのですが、その背景には国家レベルの異変があった。まさしく想定外。私の努力でどうにかできる問題ではなかった。いよいよ海外雄飛(かいがいゆうひ)と勢い込んでいるときに、とてつもないアクシデントに見舞われたのですから、大きなショックを受けたものです。

 ことのきっかけは、国立マラヤ大学留学中にさかのぼります。
 当時、ご縁があって、シンガポール在住の若い華僑の経営者と知り合いました。シンガポールまで会いにいくと、彼のマンションに泊まらせてくれたうえに、あちこち案内してくれるなど、ずいぶんと親切にしてもらいました。

 その後も、何度かシンガポールまで彼に会いに行って親交を深めるうちに、彼が「小西、お前うちにこないか?」と誘ってくれました。日本の有名なメーカーとシンガポールに合弁会社をつくって、新しいビジネスを立ち上げたので、そこの社員として働いてみないか、という誘いでした。

 これは、私にとっては願ったり叶ったりの誘いでした。なぜなら、マレーシアに住みたいと思っていましたが、日本の大企業の駐在員でもない私にワークパーミット(就業許可)が下りるはずがなかったからです。しかし、彼が日本メーカーとつくる合弁会社の社員になれば、シンガポールでのワークパーミットは取れると考えたわけです。

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    小西史彦

    小西史彦(こにし・ふみひこ)
    1944年生まれ。1966年東京薬科大学卒業。日米会話学院で英会話を学ぶ。1968年、明治百年を記念する国家事業である「青年の船」に乗りアジア各国を回り、マレーシアへの移住を決意。1年間のマラヤ大学交換留学を経て、華僑が経営するシンガポールの商社に就職。1973年、マレーシアのペナン島で、たったひとりで商社を起業(現テクスケム・リソーセズ)。その後、さまざまな事業を成功に導き、1993年にはマレーシア証券取引所に上場。製造業や商社、飲食業など約50社を傘下に置く国民的企業グループに育て上げ、アジア有数の大富豪となる。2007年、マレーシアの経済発展に貢献したとして同国国王から、民間人では最高位の貴族の称号「タンスリ」を授与。現在は、テクスケム・リソーセズ会長。既存事業の経営はほぼすべて社長に任せ、自身は新規事業の立ち上げに采配を振るっている。

     


    マレーシア大富豪の教え

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    「マレーシア大富豪の教え」

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