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現役東大生が教える「ゲーム式」暗記術
【第7回】 2017年4月20日
著者・コラム紹介バックナンバー
西岡壱誠

現役東大生が語る、どんな試験でも使える3つの得点アップテクニック

偏差値35の落ちこぼれが 奇跡の東大合格をはたした、『現役東大生が教える「ゲーム式」暗記術』。本連載では同書の勉強嫌いでも続けられるゲーム式暗記術や、東大生の勉強にまつわるエピソードを紹介していきます。「英熟語ポーカー」「単語マジカルバナナ」「メモリーチェックゲーム」「暗記復讐帳ゲーム」など英語、資格試験……なんにでも使える24のゲーム式暗記術に注目です! 今回は著者の西岡壱誠氏が実際に東大合格という結果をつかんだ「試験で点を稼ぐ方法」を紹介します!

偏差値35から東大合格をはたした
知られざる「得点アップ」テクニック

みなさん、こんな経験はありませんか?

「ちゃんと勉強したはずなのに、点が取れない!」
「人より勉強しているのに、本番に弱い!!」

それはもしかしたら、あなたが点の取り方を知らないだけかもしれません!
2浪して100校以上の大学の入試問題を解き、東大模試第4位になった現役東大生の私が、今からどんな試験でも使える3つの「点の取り方テクニック」をお話ししたいと思います。

1. 長文読解問題は、絶対に長文から読み始めるな!

センター試験や入学試験だけでなく、TOEICやTOEFL・英検などの英語の試験や、公務員試験などの資格試験で頻出の長文読解問題。苦手な人も多いのではないでしょうか?
この問題で得点できるかどうかは、長文を読み始める前に、どれだけ情報を集められるかで決まります。
「いったいどこから情報を集めるの?」と疑問に思う方もいるでしょうが、どんな問題でも、様々なところから情報を集めることができるのです。

例えばタイトルや注釈。「21世紀のメディアについて」というタイトルだったり「メディア=情報の記録・伝達等に用いられる物や装置」と注釈がついていれば、その文章は絶対にメディアについて書かれた文章だと予想できますよね?
そして問題文。問題文を読まずに長文から読み始めるのは愚の骨頂です。なぜなら、「どう問われるか」がわかっていれば、「どこをきちんと読解しなければならないか」がわかるからです。「ちょっとここ、読み難いな」と感じる箇所があったとしても、問題で問われないなら読めなくてもいいですよね?
さらに、長文の情報が埋まっていることも多いです。

これは今年の英語のセンター試験の問題ですが、この問題を先に読んでおけば、(1)と(6)のパラグラフに何が書いてあるか、また本文全体で何が書いてあるか、長文を読まずに理解できますよね?

また、「本文の内容として正しくないものを次の4つの中から1つ選べ」なんていう問題が出題されることも多いですが、この問題ってつまり、4つの選択肢のうち3つは長文の内容として正しいということ。一つ間違っているとはいえ、長文の内容がおおよそ理解できてしまうわけです。

いかがでしょうか? 長文を読み始める前に、こんなに多くの情報が得られる可能性があるのです。これらの情報がある上で長文を読むのと、情報が何もない状態で読むのとでは、読み易さが段違いです。この差は、はっきり言ってとても大きいです。

2. 選択肢問題は〇×△で解け!

「次の選択肢の文のうち、正しいものを選べ」。どんな試験であれ、こういう選択肢問題は頻出です。こうした問題には、「○×△方式」が有効です。

例えば、選択肢の一つが「646年に、聖徳太子が大化の改新を行なって、成功した」となっていたとします。この文章は、3つの「間違っているかもしれないポイント」が含まれていますね?「646年に大化の改新があった」「聖徳太子が大化の改新を行なった」「大化の改新が成功した」という3つです。

この3つの情報を、「○か×か△か」判断すればいいのです。つまり、「確か646年に大化の改新が起こったのは正しいな!!」と思ったら○を、「聖徳太子は大化の改新をやってない!!」と思ったら×を、「大化の改新成功したんだっけ?どうだったかな…」と判断が付かなければ△をつければいいのです。
それを全ての選択肢でやって、一番傷が少ない、つまり全て○のものや△が1つしかないものを選べばそれが正解の可能性が高いわけです。

この方法のいいところは、客観的にその選択肢が正しいか間違っているか判断できるという点です。「2つまで選択肢を絞ったけど、どちらが正解かわからないな…」と悩んだ経験がある方も多いはずですが、この方法なら「△が2つの選択肢と1つの選択肢が残ったから、1つのやつを選べば正解の可能性が高いな」と客観的に判断できます。試験は時間との勝負。そうやって瞬時に、悩むことなく判断できるということのメリットは大きいです

3. 「攻める問題」と「守る問題」を作れ!

さて、みなさんに質問です。「試験で満点を取る必要がありますか?」。

資格試験や入学試験など、合格点の設けられている試験において、答えはNOです。合格点を取れば、それで目標達成です。
つまり、試験の前に「どう合格点を取るか」を考えることが、ものすごく有効なのです。

例えばです。60点取れば合格の100点満点の試験があって、80点分は簡単な問題、20点分は難しい問題だったとしたら、あなたはどこから手をつけますか?自分は絶対に80点の方から手を付けます。80点分の中から絶対に60点分取るように勉強し、20点分の問題は時間が余ったら手を付けます。あらかじめきちんと80点分の方の対策に時間を掛け、20点分は「取れたら取る」ぐらいの勢いでしか勉強しません。それで合格できるからです
もちろんこれは極端な例ですが、一度試験の過去問を解けば、おおよそ「簡単な問題」と「難しい問題」の察しはつきますよね?

「簡単で点が取りやすいところ」を先に解いて、ある程度の点数を確保しておく。これが点を「守る問題」。
「難しくて点の取りにくいところ」は後回しにして、「守る問題」が終わった後で部分点を稼ぎに行く。これが点を「攻める問題」。
このようにしっかり問題を二つに分けておけば、どんな試験でも無理なく合格点が取れるようになるのです

以上がどんな試験でも使える3つの「点の取り方テクニック」でした。
みなさんも是非、試してみてください!

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東京大学2年生。1996年生まれ。 東大輩出者ゼロの無名校でゲームにハマり、落ちこぼれ、学年ビリに。 偏差値35の絶望的状況から一念発起して東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で、箸にも棒にもかからず不合格。崖っぷちの状況で「ゲーム式暗記術」を開発し、みるみるうちに偏差値が向上。東大模試第4位になり、奇跡の東大合格をはたす。 現在は、かつての自分と同じような崖っぷちの受験生に、家庭教師として勉強を教えている。 教え子の一人は、英語が絶望的な成績だったにもかかわらず、「ゲーム式暗記術」で、見事、東京外国語大学に合格している。大学では、東京大学で44年続く書評誌「ひろば」の編集長を務める傍ら、東京大学で25年の歴史がある「法と社会と人権ゼミ」のパート長も務めている。 その他、学外では中小企業庁の事業「ふるさとグローバルプロデューサー育成支援事業」にも参加している。 趣味はゲーム。テレビゲームはもちろん、スマホゲームからカードゲームまで幅広くプレイ。特に、高校生時代にハマった「女神転生シリーズ」は100時間以上プレイした。


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